富士フイルム、携帯向け動画変換ASP「Keitai Video」サービス開始
富士フイルムは4月23日、携帯電話向けの動画変換ASPサービス「Keitai Video」の提供を開始した。ユニリーバ・ジャパンの男性用化粧品サイト「AXE」で採用されている。
富士フイルムは4月23日、携帯電話向けの動画変換・配信ASPサービス「Keitai Video」の提供を開始した。
Keitai Videoは、すでに導入実績も多く多数のモバイルサイトで採用されている画像変換ASPサービス「Keitai Picture」の動画版で、元となる動画から、アクセスしてきた携帯電話の機種情報に基づいて最適な動画に自動変換し、配信するサービス。富士フイルムでは、動画を用いたプロモーションに対するニーズの高まりを受け、仕様が異なる多数の端末に容易に動画が配信できるよう、2006年11月にリアルネットワークスと共同で新サービスを開発した。
Keitai Videoを利用すれば、最大100Mバイトか最長5分までの動画が配信できる。ユーザーはAVI/MPEG1/MPEG2/WMVのいずれかの形式の動画を1本用意するだけでよく、配信用のHTMLページは自動生成される。さらに、端末の再生制限を超える長い動画の場合は、自動的に分割配信するほか、動画のサムネイル生成や画質・音声などの優先設定、ファイル管理や著作権管理などの機能も提供する。
価格はサイトの規模などに応じて変わるが、最低価格は1カ月10万円から。トライアルサービスなども実施する。
すでにケア製品や食品を展開するメーカー、ユニリーバ・ジャパンが同社のモバイルサイトでKeitai Videoを採用しており、男性用化粧品「AXE」のサイトで動画配信に利用している。
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