富士写、ASP版「Keitai Picture」を最大65%値下げ
富士写真フイルムは、1枚の画像からキャリアごとの端末に最適化した画像を生成し、配信する画像変換サービス「Keitai Picture」の月額利用料金を値下げする。
富士写真フイルムは7月28日、携帯電話向けの画像変換ASPサービス「Keitai Picture」を最大65%値下げすると発表した。8月21日以降の利用から、月額利用料金を30万アクセスで6万3000円に値下げする。新しい利用料金は以下の通り。
アクセスプラン | 月額利用料金 |
---|---|
30万アクセスプラン | 6万3000円 |
60万アクセスプラン | 12万6000円 |
90万アクセスプラン | 18万9000円 |
120万アクセスプラン | 25万2000円 |
Keitai Pictureは、同社のサーバにアップした1枚の画像から、NTTドコモ/au/ボーダフォン/ウィルコムの4キャリアの端末に最適化した画像を生成し配信するASPサービス。対応する画像型式はJPEG(JFIF、EXIF-JPEG)/GIF/PNG/BMP。
同サービスは2001年7月から開始し、モバイルEコマース分野の商品画像や待受画像サービス、着うた配信サイトのCDジャケット画像など、さまざまな業種/業界のモバイルビジネスで採用されている。
同社独自の画像変換機能で、各端末ごとの液晶ディスプレイ特性を考慮した画像を生成できるほか、端末の表示サイズに合わせ、上下左右すべてのサイズにフィットする画像を生成する「センタークロップ機能」、待受画面サイズの画像を生成する「待受画像生成機能」、独自の拡大アルゴリズムによりQVGAサイズ(320×240ピクセル)画像を最適なVGAサイズ(640×480ピクセル)画像に拡大する機能を備え、キャリアごとに設定している添付メールからの画像の「コピー・転送不可」にも対応する。
また、サーバ上で画像を合成する画像合成サービスや、アニメGIFの作成機能、複数の画像からFLASHコンテンツを作成する有料オプションを用意している。
Keitai PictureはASPサービスだけでなく、ソフトウェアを貸与する「ライセンスタイプ」、ソフトウェア組込型サーバにてご提供する「KPServe」などのバリエーションがある。
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