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映像ケータイ「P903iX HIGH-SPEED」は、どこまで“遊べる”か(前編)(1/3 ページ)

HSDPAとWMV再生対応。新パケット定額プラン「パケ・ホーダイフル」は本機のためにあるともいえる“映像ケータイ”が「P903iX HIGH-SPEED」だ。どんなWMVが再生できるか、自作した動画はどうか、H.264再生は可能かなど、“映像”を軸にどこまで遊べるのか試した。

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photo パナソニック モバイル製の「P903iX HIGH-SPEED」(クリムゾン)

 “映像ケータイ、ついに現る”──そんなキャッチフレーズを掲げて登場するパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のFOMA端末が「P903iX HIGH-SPEED」(以下P903iX)だ。

 P903iXは下り最大3.6Mbpsの高速通信を実現するHSDPAに対応。FOMAでは「N902iX HIGH-SPEED」、「F903iX HIGH-SPEED」に続く3機種目となる。同じく903iシリーズとして登場したF903iXは、1Gバイトの内蔵メモリとミュージックチャネルの対応などにより音楽機能を強くアピールしていたのに対し、P903iXはWindows Media Videoの再生に対応することで、さらに“映像”にもへの強さも訴求する。

 P903iXは「P903i」をベースに、HSDPAによる高速通信機能を追加し、動画再生機能を強化した端末。SD-AudioとBluetoothによるワイヤレス音楽再生機能などをP903iから継承し、国際ローミング(WORLD WING)とGPS機能が省略される形態。この点は同時期に登場したワンセグ搭載の「P903iTV」も同様となり、P903iの上位モデルというより兄弟モデルという位置付けになる。

 ボディは“P”のアイデンティティとなっているワンプッシュオープン機構を備えたスタンダードな折りたたみ形状であり、操作性にも大きな違いはない。ただし見た目は、大きく丸みを帯びたハーフミラー調の背面パネルによりP903iやP903iTVとはやや異なる印象を受ける。点灯するとミラーパネル部分から文字が浮かび上がるサブディスプレイと立体感のある通知LEDの演出などにより、“ちょっと違うぞ”という高級感をかもしだしている。

 本体の厚さは25ミリ。昨今の携帯としてはやや大柄だが、重量は126グラムと平均的な値なので見かけから判断するとずいぶん軽く感じる。

photophoto “P”おなじみのワンプッシュオープン機構を採用するスタンダードな折りたたみボディ。ツートーンカラーとミラー調背面パネルの丸みを帯びたデザイン、立体的なヒカリの演出が特徴的だ
photophoto P903iシリーズ3兄弟。左からP903i、P903iX HIGH-SPEED、P903iTV

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