2Gバイトメモリ+高音質化で大幅進化──「ウォークマンケータイ W52S」
あのウォークマンケータイが進化して帰ってきた――ソニーエリクソン製のWIN端末「W52S」は内蔵メモリを2Gバイトに増量し、ウォークマンが採用する高音質技術を搭載。前モデルを上回る音楽機能を備えた。
「ウォークマンケータイ W52S」は、2006年5月に発表された「W42S」の後継モデルとして、国内では2モデル目となるウォークマンブランドを冠した端末だ。ボディカラーにブルー、ホワイト、ピチカートピンクの3色を用意する。
ボディは前モデルと同様のスライド形状。高さと幅のサイズはやや増えたが、W42Sより薄くなったことからスリムな印象を受ける。W42Sの大きな特徴だった音楽機能専用の「ミュージックシャトル」キーは、「ミュージックキー」に変わり右側面に配置。ミュージックプレーヤーの起動や再生・停止などの音楽機能を、通話やメール操作時の手の位置から持ち変えることなく、ダイレクトに操作できるようになった。ミュージックキーとWALKMANロゴの「W.」は、音楽に合わせて多彩な光り方を見せる。
W52Sの内蔵メモリは、W42Sの倍となる2Gバイトを搭載。着うたフルなら約1300曲、LISMO ビデオクリップなら約230タイトルを保存できる。
ミュージックプレーヤーの連続再生時間は約110時間で、W42Sの約30時間を大きく上回る。また、左右の音の混在を制する「クリアステレオ」機能など、ウォークマンシリーズが搭載する高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を採用した。そのほか、au端末に共通するヤマハの音質補正技術「DBEX」の搭載や、ソニー製イヤフォンを同梱するなど、忠実な原音の再現を目指した。
音楽を個人で楽しむだけでなく、大勢で楽しむ機能も用意する。裏面に直径20ミリの大口径スピーカーを2つ搭載し、屋外での鑑賞にも耐える大音量で音楽を再生可能。さらにFMトランスミッターを内蔵し、リビングオーディオや車載オーディオのFMラジオを利用した音楽の再生も行える。
ディスプレイは2.7インチのワイドQVGA(240×432ピクセル)液晶で、ソニーの薄型テレビ「BRAVIA」の技術を応用した画質補正技術「RealityMAX」を搭載。AF付き有効200万画素カメラを備え、外部メモリとしてメモリースティックマイクロ(M2)とmicroSDの2つのメモリカードに対応した。
EZ FeliCa、EZニュースフラッシュ、EZケータイアレンジ、EZナビウォーク(音de 入力、3Dナビ)、PCサイトビューアー、LISMO(ビデオクリップ含む)、MSミュージック、デコレーションメール、オープンアプリプレイヤーなどの既存サービスに対応。auの新サービスでは「災害時ナビ」や「ラッピングメール」、「Touch Message」に対応する。
機種名 | ウォークマンケータイ W52S |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 54×108×19.9ミリ |
重さ | 約130グラム |
連続通話時間 | 約230分 |
連続待受時間 | 約270時間 |
カメラ | AF付き有効201万画素 |
外部メモリ | メモリースティックマイクロ、microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.7インチフルワイドQVGA(240×432ピクセル) |
サブディスプレイ | ─ |
ボディカラー | アルペジオブルー、ピチカートピンク、ハーモニクスホワイト |
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