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京急線全駅に公衆無線LAN設置──スマートフォンニーズを汲み
京浜急行電鉄は、一部主要駅で展開していた公衆無線LANサービスを京急線全駅に拡大する。NTT東の「フレッツ・スポット」、ドコモの「Mzone」「mopera U」に対応し、無線LAN搭載スマートフォンも使用可能。サービス開始は6月1日から。
京浜急行電鉄とエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は5月30日、京急線全線に公衆無線LAN設備を設置したと発表、合わせて東日本電信電話(NTT東日本)とNTTドコモは、同設備を利用した公衆無線LANサービスを6月1日から開始すると発表した。
京浜急行は2007年5月末現在、品川駅など主要14駅で公衆無線LANサービスを展開。沿線価値向上の一環以外に、羽田空港駅などを利用するビジネスユーザーの増加や無線LAN搭載スマートフォンの普及により、利用シーンやニーズが多様化したことなどを勘案し、提供エリアを京急線全71駅に拡大する(梅屋敷、大森町、神武寺、京急大津、新大津の5駅は駅施設改良工事終了後の実施)。全駅での対応は首都圏の私鉄8社として初。
利用可能な公衆無線LANサービスはNTT東日本の「フレッツ・スポット」、NTTドコモの「Mzone」、「mopera U(Uスタンダードプラン+U「公衆無線LAN」コース)」。カバーエリアはホーム、コンコース、改札など駅構内全域。今後、駅構内における沿線情報の配信や駅業務利用など、同設備を多目的な通信インフラとして活用することも検討する。
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