調査リポート
子どものインターネット接続、約半数が“大いにリスクがある”──日経BP調べ
日経BPと日経BPコンサルティングが、子供のインターネット接続に関するアンケート調査の結果を発表。子供のインターネット接続にリスクがあると「大いに思う」と回答した人が約半数を占めた。
日経BPと日経BPコンサルティングは8月9日、情報ポータルサイト「SAFETY JAPAN」で実施した、子供のインターネット接続に関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査によれば、子供のインターネット接続にリスクがあると「大いに思う」と答えた人は50.3%を占めており、「ある程度は思う」の46.1%を合わせると、ほとんどの人がリスクを感じていることが分かった。
子どもが携帯電話やPCでインターネット接続することのリスクについては、「アダルト情報や犯罪、出会い系など、違法・有害サイトに接触する」が95.1%、「フィッシング詐欺などの犯罪に巻き込まれる」が69.4%、「過大な通話料金が請求される」が64.8%と並んだ。
また、自由意見では「そもそも子供に携帯電話が必要なのか大いに疑問。本当に必要なものなのか再検討する時期にあると思う」といったコメントも寄せられている。
その他の詳細については「子供を取り巻くネット社会の不安」に掲載されている。
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