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“枯れる”時期、携帯キャリアは何をする?携帯販売ランキング(9月3日〜9月9日)(1/2 ページ)

ボーナス商戦の狭間の“枯れる”時期、やや無理矢理な感はあるものの「敬老の日商戦」も佳境だ。順位の大きな変動がなくなっている中で最も売れている携帯は何か。早速、今回のランキングをチェックしていこう。

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“らくらくホン”、敬老の日需要で好調維持──高機能機種のさらなる買い控え傾向も

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FOMAらくらくホンIII

 ドコモの販売ランキングは前回と変わらず停滞ぎみで、登場する顔ぶれは同じだが、敬老の日商戦と2007年秋冬商戦向けモデルの登場を控えることを明示する、いくつかの機種で変動が見られる。

 首位は富士通製のユニバーサル携帯「FOMAらくらくホンIII」が獲得。本機は約1年前の2006年9月に発売した端末だが、9月17日の敬老の日を前に今回も夏商戦の終わりとともに躍り出た首位を維持し、連続首位記録を「5」に伸ばした。

 2007年の夏モデル「904i」シリーズは、2位にシャープ製の「SH904i」、3位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P904i」、4位に富士通製のワンセグ端末「F904i」、9位にNEC製のHSDPA端末「N904i」、10位に三菱電機製の「D904i」が入った。

 JATE(電気通信端末機器審査協会)の通過などで“そろそろ”感も出てきた2007年秋冬商戦向けの「905i」シリーズと思われる次期ハイエンドモデルは、「ワンセグ、HSDPA、国際ローミング(3G/GSM)が全機種標準搭載」と言われている。初登場で首位を獲得した、“プレ905i”とも呼ばれるN904iが8月第4週にランク圏外に落ち(今回は8位)、好調を維持していた904iシリーズで唯一ワンセグを搭載するF904iも今回、P904iに抜かれた。

 P904iとF904iは、4位と5位が入れ替わっただけなので販売数の差はわずかとは思われる。しかし、今後どのような機能の機種が出るかという“予告”があると、ハイエンド志向のユーザーほど買い控えする傾向は高くなる。突出した機能がある機種ほど短期逃げ切り型の販売戦略をとらなければならず、ベーシックな機種より短命になりがちであることを示唆している。

 9月17日の敬老の日を前に“敬老の日商戦”も佳境だ。好調のFOMAらくらくホンIIIのほか、8月17日発売の「らくらくホンIV」も、前回の10位から8位に順位を上げた。そのほか数千円台で販売する店舗も多い“ハーフメタリックデザイン”の「SH703i」もらくらくホンシリーズを望まない層の候補に挙がる率が高いようで、70xiシリーズで最高の6位に入っている。

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