レビュー
写真で解説する「INFOBAR 2」(2/2 ページ)
あの“INFOBAR”が進化して帰ってきた。前モデルと同じく深沢直人氏がデザインを手がけるau design projectの第7弾、それが「INFOBAR 2」。ワンセグ、EZ FeliCa、有機ELディスプレイ、AFカメラ……デザインコンセプトの魅力を損なうことなく、昨今、携帯に望まれる機能をしっかり搭載して登場する。
初代INFOBARより曲線が増えたが、一目見て「INFOBAR」と分かるイメージは踏襲する。初代INFOBARで“これさえなければ”とも言われた通信用アンテナは本体に内蔵。そのほかau端末で初めてワンセグアンテナも内蔵し、“出っ張っている”部品が存在しない
ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の2.6インチ有機EL。MEDIA SKINに続いて2機種目の採用となった。MEDIA SKINの有機ELパネルより進化したものを採用したとし、30%ほど輝度が上がっている。そのほかRGB色空間スケーリングや彩度制御、コントラスト制御を行う“画質補正エンジン”と照度センサーを搭載(受話スピーカー右にあるクリア樹脂のパーツ部分にセンサーを搭載)。あらゆる視環境に応じて画質を自動調整する機能を備える(左)。ダイヤルキーはau端末に準じた配列だが、かなりサイズの大きいフレームレスキーを採用。ほかのキーより小さく、詰まった場所にあるので操作しにくいと予想されたクリアキーも、全体的になだらかな山型に配置してあるためか、それほど違和感なく操作できた(右)
卓上ホルダは本体を横向き斜めに設置する形状。角度をにもう1段階調整できる可倒式アダプタも搭載する(左)。本体は、ややきつめのバスタブ型形状のホルダにきゅっと押し込むように固定する。卓上ホルダ設置時に外部スピーカーの音を効率的に出力するための穴も開けられている(右)
バッテリーは3.7V/840mAhの「55SAUAA」で、連続通話約290分/待受約350時間を実現。ちなみにバッテリーの型番からも想像できるが、INFOBAR 2の内部型番は「W55SA」で、INFOBARと同じ(鳥取)三洋電機製(右)。一般的に携帯全体を眺めると単一の部品として“主張してしまいがち”なスピーカーやカメラのレンズも、ほどよく調和している。「理想的なデザインになるよう、試行錯誤してバランスをとった」(深沢氏)という。あ……撮影補助用ライトがモノアイ……うーん、量産型ザ○に見えてきた(右)
機種名 | INFOBAR 2(W55SA) |
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メーカー | au design project(鳥取三洋電機) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約47×138×15.5ミリ |
重さ | 約104グラム |
連続通話時間 | 約290分 |
連続待受時間 | 約350時間 |
カメラ | AF付き有効197万画素 |
外部メモリ | microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.6インチ ワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応 有機EL |
サブディスプレイ | ─ |
ボディカラー | SILVER、MIDORI、NISHIKIDGOI、WARM GRAY |
主な機能 | LISMOビデオクリップ、EZ着うたフル/着うた、EZテレビ(ワンセグ)、EZ・FM、EZチャンネルプラス、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、EZガイドマップ、災害時ナビ、安心ナビ、EZ FeliCa、EZニュースフラッシュ、au one My Page、PCサイトビューアー、au one メール、デコレーションメール、赤外線通信、バイリンガル、ペア機能、でか文字、オープンアプリプレーヤー、ケータイ探せて安心サービス、安心ロックサービス、アドレス帳預けて安心サービス ほか |
発売 | 2007年11月下旬予定 |
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