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HSDPAでMVNO事業を展開――イー・アクセスとイー・モバイルが提供
イー・アクセスとイー・モバイルは12月から、HSDPAのMVNO事業を開始すると発表した。両社はMNOとして、ホールセールで提携ISPの5社に回線を提供するとしている。
イー・アクセスとイー・モバイルは、12月からHSDPA回線のMVNO事業を開始すると発表した。HSDPAは下り最大3.6Mbpsのデータ通信が可能な高速通信規格。日本でHSDPAのMVNO事業を提供するのは、イー・アクセスとイー・モバイルが初となる。
イー・アクセスがHSDPAのMVNO事業を開始することで、提携ISPは同社のADSLホールセールと共通の接続設備や業務連携インフラ、付加価値サービスを利用してモバイル向けMVNOサービスを開始することが可能になる。
HSDPAのホールセールを受けるのは、NECビッグローブ、ソネットエンタテインメント、ドリーム・トレイン・インターネット、ニフティ、ハイホーら提携ISP 5社。イー・アクセスは、他の提携ISP各社とも検討を進めるとしている。
イー・アクセス/イー・モバイルと提携ISP 5社は、MVNO事業の推進に向けた課題を共有し、MNOとMVNOが協力して検討・解決することを目的とした「MVNOコンソーシアム」を設立することで合意。同コンソーシアムでは、通信・放送分野の新事業創出に向けた検討や、共同マーケティングも行うとしている。
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