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調査リポート

モバゲーは知ってるけど、SNSは知らない──高校生のケータイ利用の実態は

ネットエイジアが「高校生のケータイ利用」に関する自主調査の結果を発表。若者層に人気のモバゲータウンの利用はゲームが9割弱で、SNSの利用は2割超にとどまっている。

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 ネットエイジアは11月29日、モバイルリサーチで「高校生のケータイ利用」に関する自主調査を行った結果を発表した。調査は2007年10月20日から同26日まで、携帯電話を利用している全国の高校生を対象に行ったもので、集計数は1000名。

 同調査によれば、インターネット閲覧を「1日5回以上」と回答した人は57%、「1日3、4回」が13.8%、「1日1、2回」が12.9%で、「1日1回以上」ネット利用している割合は83.7%に達した。ゲームについては、「1日5回以上」が17.9%、「週2、3回」が15.6%となり、「1日3、4回」と「1日1、2回」を含めた「1日1回以上」の割合は40.4%だった。

 「メール作成・送信」は「1日5回以上」が58.2%で、「1日1回以上」の割合は82.7%、「通話」に関しては「週2、3回」が最多で28.5%となり、「1日1回以上」通話する割合は22.1%だった。

 ケータイSNSについて、SNSに関する説明をせずに質問したところ、「SNSを知らない」という回答は63.6%に達した。「モバゲータウンの認知と利用」に関して聞くと、「利用している」が49.7%、「利用していないが知っている」が44.2%で、「知らない」はわずか6.1%。モバゲータウン利用者が実際に利用しているコンテンツは、「ゲーム」が87.3%、「ケータイ小説」が26.8%で、「SNS」の利用は22.5%にとどまっている。これらの結果から、モバケータウンをSNSサービスとして認識している高校生は多くない状況がうかがえた。

 プロフを「利用している」回答者は30.1%、「利用していないが知っている」が48.7%で、認知率は78.8%だった。また、男子高校生での利用が18.8%なのに対し、女子高校生では41.4%にのぼった。関東圏在住の女子高校生に限ると、利用割合は58%と高くなっている。プロフの交換相手は「学校の同性の友達」が最も多い。

 ケータイでよく見るコンテンツを選択方式で聞いたところ、「投稿サイトの画像・動画」が49.6%、「ケータイ小説」が37.4%、「アーティストのプロモーション動画」が25.3%で上位を占めた。なお男子では「投稿サイトの画像・動画」が1位、女子では「ケータイ小説」が1位となった。

 「自分で探した、または、人から教えてもらった、面白いコンテンツ(画像、動画、サイト)を他の人に教えることはあるか?」という質問に対しては、「よくある」という回答が15.5%、「ときどきある」が42.3%だった。最近教えたコンテンツを自由回答で聞いたところ、「MyTube」「あちゅら」「GAMOW」「ゴルゴンゾーラ」「激カワ画像交換所」などが挙げられた。

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