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ウィルコム、18歳未満の利用者にはWebフィルタを標準で設定
ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルに続き、ウィルコムも18歳未満の利用者についてはWebフィルタリングの適用を原則実施する。
ウィルコムは1月18日、PHSの利用者が18歳未満である場合はWebフィルタを標準で設定すると発表した。同社は有害なWebサイトの利用を制限する「有害サイトアクセス制限サービス」を提供しており、利用者が18歳未満の場合は原則的にこれを設定する。
新規契約は、契約者が未成年の場合は2月から、契約者が成人で利用者が18歳未満である場合は3月から、それぞれ標準で有害サイトアクセス制限サービスを設定。親権者による同意がなければ、解除できないようにする。
既存契約者については、2月から請求書の同封やホームページでの告知、ダイレクトメールなどを通じて案内。18歳未満の契約または、成人の契約であっても18歳未満が利用している場合には、有害サイトアクセス制限サービス利用の意志を親権者に確認する。なお、この確認が取れなかった場合の設定については、現在、検討中としている。機種変更時における利用の意思確認についても徹底する。
18歳未満が利用する携帯電話とPHSのWebフィルタは、犯罪から子どもを守る観点から、総務省は2007年12月に各通信会社に更なる徹底を求めた。それを受け今回のウィルコムのほか、ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルも同様の施策を発表した。
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