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ウィルコム、AIR-EDGEに「OP25B」を導入――PC利用時の迷惑メール対策を強化
ウィルコムが「AIR-EDGE」利用時の迷惑メール対策強化を発表した。すでに対策済みの音声端末向けメールサービスに続き、6月から「PRIN」「MEGA PLUS」でのメール利用時に「OP25B」を適用する。
ウィルコムは1月31日、データ通信サービス「AIR-EDGE」利用時の迷惑メール対策の強化を発表した。6月上旬にも「PRIN」や「MEGA PLUS」でのメール利用に「Outbound Port25 Blocking」(25番ポートブロック:以下、OP25B)を適用する。
OP25Bは、ISPや携帯キャリアらが設立した迷惑メール対策検討グループ「JEAG」が推奨する迷惑メール対策の1つ。迷惑メール送信に多く使用されている25番ポートを規制し、ユーザーが利用するISP以外からのメール送信を制限するもの。
ウィルコムは2006年5月から、音声端末向け迷惑メール対策としてOP25Bを導入しているが、6月からはPCの迷惑メール対策へOP25Bを拡張する。対象ユーザーは以下の通り。
- 「PRIN」でインターネットに接続し、他社ISPのメールサービスを利用するユーザー
- 「MEGA PLUS」を利用し、他社ISPのメールサービスを利用するユーザー
ホスティングサービスもしくはユーザー自身でメールサーバーを立てPRINを利用している場合も含まれる
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