米Motorolaは3月7日、モバイルデバイス部門の前責任者、ストゥ・リード氏が同社を去ると発表した。リード氏が下した退社の決断は「即時実行に移される」という。
モバイルデバイス部門では近年、業績の悪化が続いている。リード氏は昨年7月に、同社サブライチェーン担当の執行副社長からモバイルデバイス部門の社長に就任したが、今年1月発表の10〜12月期決算でも同部門は巨額の赤字を報告。この決算発表直後の1月末に、グレッグ・ブラウン新CEOの下で構造改革を進めることが表明され、同部門の「切り離し」も検討されていることが明らかになった。
ブラウンCEOはリード氏の退社について、「ストゥのこれまでの貢献に感謝する」とコメントしている。
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