富士通は3月12日、Windowsケータイ「F1100」を活用したモバイルソリューションの第2弾として、「モバイルネットワークソリューション」と「モバイル業務ソリューション」を発売した。
モバイルネットワークソリューションは、外出先でF1100から社内ネットワーク上のグループウェアへ接続し、スケジュール管理やメールの送受信などを可能にするソリューション。利用者はF1100から社内の業務システムに接続し、業務システム上での日報作成や作業進捗報告などを行えるようになる。価格はモバイルネットワークソリューションが160万円から、モバイル業務ソリューションが480万円から。
同社は1台のF1100を、企業内では無線LAN内線電話として、外出先では携帯電話として利用可能にする「内外線デュアルソリューション」を1月に発売している。今回新たに2種のソリューションを追加することで、F1100を活用したビジネスシーンを拡大し、業務の効率化を支援するという。
今後はビジネスパートナー各社との協業を進め、企業が必要とするアプリケーション機能を必要な時に必要なだけ利用できるよう、モバイルアプリケーションのSaaS化を行い、F1100を起点としたモバイルソリューションメニューの拡大を図る予定としている。
4月中旬からは、東京・港区の同社『Enterprise Innovation Support Center』で、F1100を活用したモバイルソリューションを体験できるデモンストレーション環境を提供する。
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