男性は“仕事と私用で分けたい”、女性は“網内定額がお得”――ケータイ2台持ちの理由
アイシェアが、携帯電話の複数所有に関する実態調査の結果を発表。5人に1人がケータイを2台持ちしていると回答し、2台目として選ぶキャリアのトップはソフトバンクモバイルとなっている。
アイシェアは5月2日、同社が提供するサービス会員をパネラーとする調査結果を発表した。調査は4月22日から同25日まで、20代から40代のネットユーザーを対象に実施したもので、有効回答数は653人。
同調査によれば、携帯電話を2台以上所有する人は21.9%。男性では27.1%と女性を12ポイント上回り、年代別に見ると、20代では19.5%、30代では20.5%、40代では25.0%と、年代が上がるほど複数台所有者の比率は高くなった。
携帯電話を2台以上所有する人の持ち歩き状況は「いつも2台(それ以上)持ち歩いてる」が57.3%、「仕事の時など、特定の時だけ複数台持ち歩いている」は31.5%。20代では7割以上が常時複数台持ち歩いているが、30代では「常時」が50.0%、「特定の時だけ」が43.5%だった。
複数台所有者のメイン使用キャリアは、ドコモが最多で40.6%、次いでauが32.2%、ソフトバンクモバイルが20.3%となり、2代目端末として利用するキャリアはソフトバンクモバイルが32.9%、ドコモが22.4%、ウィルコムが20.3%、auが19.6%となった。
複数台使用する理由を複数回答形式で聞いたところ、全体では「仕事とプライベートを使い分けるため」が38.5%で最多となったが、男性では27.7%が「会社から支給されているから」と回答している。年代別でも30代では30.4%が「会社支給」と答えており、ビジネスマンは「持たされている」側面もあるが、女性では「同キャリア間だと通話無料だから」が47.6%と最も多いなど、複数台所有者の半数近くがコスト面でのメリットから、自ら複数台所有を選択している様子がうかがえた。
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