エイチアイは5月13日、OpenGL ES1.1に対応したソフトウェアの3D描画エンジン「MascotCapsule Renderion」を開発したことを発表した。5月末からの販売予定。
OpenGL ES対応のソフトウェア3D描画エンジンは、描画処理用のサブCPUであるグラフィックスアクセラレータが従来行っていた描画処理を、メインCPU上でソフトウェアにより代替処理するもの。これによりメーカーはOpenGL ESを低コストで実装可能になる。
今回エイチアイが開発したのは、ARMコア向けにチューニングし高速処理を実現したソフトウェアエンジン。エイチアイは、組み込み機器向けJavaの国際標準グラフィックスAPIのJSR184だけでなく、ネイティブ環境の国際標準グラフィックスAPIであるOpenGL ESについてもフルソフトウェアで対応した。
同社は5月14日から16日まで、東京ビッグサイトで開催される「第11回 組込み開発技術展」の同社ブースで、Renderionのテスト実装版を展示する。
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