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“Cyber-shot”ならではのおもしろさが詰まっている──「Cyber-shotケータイ W61S」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/7 ページ)

ドコモに続き、auでも“ケータイカメラはこうあるべき”と提案するソニー・エリクソン製のハイエンドデジカメケータイが登場した。ドコモ版“Cyber-shotケータイ”や本家“Cyber-shot”とどう違うか、SO905iCSとCyber-shot Tシリーズと比べた作例とともに「Cyber-shotケータイ W61S」のカメラ機能をチェックしていく。

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photo auのソニー・エリクソン製端末「Cyber-shotケータイ W61S」(スペクトラムピンク)。シンプルながらとてもデジカメらしい外観で、全体に丸みがあり、やや大きいわりに持ちやすい

 ドコモの「SO905iCS」に次ぐCyber-shotケータイが、auの「Cyber-shotケータイ W61S」。文字通り「Cyber-shot」と「ケータイ」が合体した端末だ。これでやっと、auユーザーもCyber-shotケータイを楽しめるわけである。

 Cyber-shotケータイ W61Sは、有効511万画素のCMOSセンサー「Exmor」と屈曲光学系の3倍ズームレンズを備える。発売はSO905iCSより2カ月半ほど遅かったが、カメラ機能自体は同じ世代の技術を使う、ほぼ同じものと思っていいだろう。

 正面から見た外観デザインの趣は少し異なる。SO905iCSはレンズカバーを下げるとカメラが起動する「Cyber-shot Tシリーズ」を継承したデザインだったが、Cyber-shotケータイ W61Sは自動開閉型の円形レンズカバーが備わる。

 本体右側面(横に構えると上面)にある[カメラ]キーを押すと、レンズカバーがシュタッと開いてレンズが顔を出す。すっきりしたデザインイメージを与えるとともに、そもそも自動開閉型レンズカバーを搭載するケータイってほかにあったかなと思うとなかなか斬新だ。レンズカバーのせいで起動が遅いということはなく、むしろシュタッとカバーが開く感触がなかなかだ。「さぁ撮るぞ」という気分にさせてくれる。


photophoto 普段はレンズカバーが閉じており、カメラモードにするとシュタッと自動的に開く

 では早速、作例を見ながらその基本性能を見ていこう。まずはいつもの黄色い象のすべり台とあずまやから。

photo
黄色い象のすべり台

 極めて素直できれいな描写である。広角端で35mm相当でISO80と、SO905iCS(「SO905iCS」のカメラレビュー参照)と同じ。

 参考までに、Cyber-shot DSC-T200(5Mモードで撮影)とSO905iCSの同じ作例(ただし、撮影時期は冬なので雰囲気は少し違う)と見比べてみよう。

photophoto 左:Cyber-shotケータイ W61S 右:Cyber-shot DSC-T200
photophoto 左:Cyber-shotケータイ W61S 右:SO905iCS

 Cyber-shot DSC-T200とW61Sは写りの傾向がかなり似ている、というかそっくりだ。本家Cyber-shotはやや色が鮮やかでディテールの描写力も優れているが(なお、DSC-T200の方が圧縮率が低く、ファイルサイズも大きめ)、傾向は一緒である。

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