ニュース
ウィルコム、医療用PHSの開発研究会を設立
ウィルコムと健康・医療・福祉分野の情報化プロジェクト「どこカル.ネット」は、医療用PHS端末とサービスについての研究会を6月に立ち上げると発表した。利用者の立場から、新端末とサービスの開発を目指す。
ウィルコムは5月21日、特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センターの健康・医療・福祉分野情報化プロジェクト「どこカル.ネット」と共同で、医療用PHS端末とサービスについての研究会を6月に立ち上げると発表した。
PHSは携帯電話に比べて低電磁波であり、精密な医療機器などへの影響が少ない。現在、全国約4000以上の医療、福祉機関において通信手段として利用されているという。どこカル.ネットとウィルコムは、医療機関のコミュニケーションの円滑化、情報化を促進し、より質の高い医療を受けられることを目的に、医療従事者と医療分野の有識者で構成するPHS研究会を立ち上げ、新しいPHS端末とサービスを開発する考えだ。
どこカル.ネットは医療機関の情報化を目的とするプロジェクト。本研究会を主体として立ち上げることで、医師や看護師など実際の利用者の立場に立った端末開発を目指す。また検討の結果は、報告書としてまとめ、各医療機関に向けて広く提案するという。
関連記事
- ウィルコムら4社、電子カルテを活用した医療サービスを開発――6月1日から試験サービス
どこカル.ネット、アピウス、メディカルコミュニケーション、ウィルコムの4社が、電子カルテを活用した医療サービス「ポケットカルテ」を開発。今秋の商用化に向けた試験サービスを6月1日から開始する。 - ウィルコム、国立病院機構のネットワークシステム「HOSPnet」更新を受注
ウィルコムは、独立行政法人国立病院機構の総合情報ネットワークシステム「HOSPnet」の基幹システム更新を受注したと発表した。従来のワイヤレスソリューションに加え、医療機関向けのトータルソリューションを提案する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.