KDDIは日本放送協会と共同で、デジタルラジオのニーズを把握するための調査を行うと発表した。調査は7月から順次開始する。
デジタルラジオは、音楽番組だけでなく、文字や写真などの静止画や簡易動画などのデータ放送を楽しめる放送フォーマット。2003年10月から東京と大阪で実用化試験放送が開始され、KDDIは2006年12月に対応端末をリリースした。
調査は従来の放送に動画番組を追加する2008年7月以降に実施するもので、音声/映像/データ放送を組み合わせた実際の放送番組に対する利用者の反応をアンケートを通じて収集する。主な調査内容は(1)デジタルラジオ放送の総合的な利用動向の把握(2)携帯端末での視聴に適した放送コンテンツのあり方の調査(3)利用者のニーズに合った放送時間帯の検証 の3点。
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