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無線LANで高速通信と定額通話が可能な“ブロードバンド”ケータイ――「onefone(N906iL)」

NEC製の「onefone(N906iL)」は、HSDPAとGSM、無線LAN機能を搭載した3ネットワーク対応の“ブロードバンド”ケータイ。ドコモの新サービス「ホームU」に対応しており、無線LAN経由の通話や高速通信を行える。

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 NTTドコモのNEC製端末「onefone(N906iL)」(以下、onefone)は、FOMAハイスピード(HSDPA)とGSMローミングに加えて、無線LAN機能(IEEE802.11a/b/g)を搭載したNEC製の携帯電話。これまでの無線LAN搭載端末「N900iL」「N902iL」が法人市場向けだったのに対し、N906iLは高速ネット接続やVoIPによる定額通話といった特徴でコンシューマ市場向けに展開する。

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 onefoneはNTTドコモの無線LAN接続サービス「ホームU」に対応しており、自宅のブロードバンド回線とホームU対応アンテナを利用して、上り/下り最大54Mbpsの高速パケット通信が可能。フルブラウザによるWebアクセスが快適に行えるほか、最大50MバイトのホームUユーザー向けiモーションコンテンツも利用できる。さらに、ホームU経由のonefone同士なら定額料金で24時間通話ができるほか、ホームUを介したFOMAなど携帯電話への通話が3割引きになる。

 また、ホームU以外の公衆無線LANアクセスポイントからのパケット通信にも対応(音声は非対応)。これまでの「iL」シリーズ同様、ドコモの企業IP内線サービスの「PASSAGE DUPLE」「ビジネスmoperaIPセントレックス」の利用も可能だ。

 ボディは「N905i」「N906i」と同じ回転2軸型で、メインディスプレイも同じく約3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示対応のTFT液晶を採用。ワンセグ機能は搭載せず、カメラもAF付き有効200万画素CMOSとなっている。ボディカラーはBROWNとSILVERの2色を用意。背面パネルにはカラーに合ったグラデーションミラー仕上げが施される。

 内蔵するフルブラウザはWMV形式の動画再生に対応するほか、1ページあたりの読み込み容量を1.2Mバイトへ増加。ホームU以外の無線LANスポットからなら、撮影した動画など最大10Mバイトまでのデータをアップロードできる。そのほか、国際ローミング(3G+GSM)、Music&Videoチャネル、おサイフケータイなどに対応する。

「onefone(N906iL)」の主なスペック
機種名 onefone(N906iL)
サイズ(幅×高さ×厚さ) 49×109×19.6ミリ
重さ 約127グラム
連続通話時間 3G:約220分(テレビ電話:約100分)、GSM:約190分
連続待受時間 3G:約600時間(静止時)、GSM:約290時間(静止時)
アウトカメラ AF付き有効約200万画素CMOS
インカメラ 有効約33万画素CMOS
外部メモリ microSD(別売、2Gバイトまで対応)
メインディスプレイ 約3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル) 26万2144色表示 LTPS_TFT液晶
サブディスプレイ 0.9インチ(96×64ピクセル) 白色有機EL
ボディカラー BROWN、SILVER
主な機能 ホームU、WMV再生(フルブラウザ)、国際ローミング(3G+GSM)、FOMAハイスピード(3.6Mbps)、Music&Videoチャネル、フルブラウザ、おサイフケータイほか

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