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写真で解説する「N906i」(1/2 ページ)

520万画素カメラはそのままに、スマイルフェイスシャッターやパノラマ撮影機能、ブログ投稿機能が追加された「N906i」。前モデル「N905i」からの進化点を中心に、その新機能を紹介しよう。

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 NEC製の「N906i」は、2007年冬モデルの「N905i」をブラッシュアップしたセカンドモデル。特に、カメラの機能強化が図られた。顔認識AF付きの有効520万画素CMOSと基本スペックは変わらないが、新たにスマイルフェイスシャッターを搭載。顔認証AFでとらえた人物がほほえむと、自動でシャッターを切ることができる。

 さらに、ゆっくりとカメラを巡らせることで簡単にパノラマ写真を撮影できる機能や、撮影後に素早く登録アドレスに画像を送るブログアップ機能が追加された。

photophoto 「N906i」。カラーはSTREET BLACK、EXOTIC VIOLET、EXTREME WHITEの3色

 回転2軸のボディデザインはN905iとほぼ同じ。しかし、カラーバリエーションは「COLOR SESSION 2008」で発表されたデザインコンセプトに沿うような、グラデーションとテクスチャーを組み合わせた3色を用意した。背面パネル以外のボディ質感もN905iより“しっとり”させている。また、バックライトもボディカラーに合わせたものが使われている。液晶ディスプレイに使われているカラーフィルタも改善され、ワンセグ画質が向上した。

 NEC製端末は、各機能へのショートカットや電話番号、メールアドレスをデスクトップにアイコンとしてはり付けられる「デスクトップアイコン」機能があるが、N906iとN906iμでは「デスクトップインフォ」としてさらに進化。待受状態で決定キーを押せば、発着信履歴やスケジュール、データBOX内の画像や映像などを一覧表示できる。このデスクトップインフォは、デスクトップアイコンとボタン1つで表示を切り替えられる。

 フルブラウザの1ページ表示容量が約1.2Mバイトに拡大。さらにWMVとFlash8相当の動画(FLV)に対応した。待受画面やメール作成画面などからウェブ検索が素早く行えるクイック検索は、iモードだけでなくフルブラウザにも対応。PC向けのGoogle検索もデスクトップからワンステップで行える。

 そのほか、デコメアニメ、2in1、FOMAハイスピード、Music&Videoチャネル、おサイフケータイ、GPS、iチャネル、バイオ認証、緊急速報「エリアメール」、ビデオクリップ(10Mバイト iモーション)、直感ゲーム(iアプリ)、ミュージックプレーヤー(AAC、WMA、SD-Audio形式)、着うた/着うたフル、うた・ホーダイ、翻訳アプリ、などに対応する。

 906iシリーズでは、外部メモリに最大8GバイトまでのmicroSDHCに対応した機種も増えたが、最大2GバイトまでのN906iはmicroSDに対応するのみ。発表会場の説明によると「商品の性質や端末コストを考慮してmicroSDHCの採用を見送った」とのことだ。

photophotophoto N906iの背面(写真=左)、裏面(写真=中央)、ダイヤルキー面(写真=右)。カラー以外はN905iと変わらない印象

photophoto 左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。サイドキーや端子類のレイアウトもN905iと同様だ

photophoto 端末の底面(写真=左)とヒンジ部(写真=右)。底面にある充電端子と平形ヘッドフォン端子のカバーは、一体型のまま。あまり使いやすい形状ではなかっただけに、改善してほしかったポイント

photophoto サイドキーは、ディスプレイを表にして閉じた際に使いやすいよう向きが考慮されている(写真=左)。外部メモリは最大2GバイトまでのmicroSDを採用。microSDHCの搭載は見送られた

photophoto 「N906i」と「N905i」の外観比較(写真=左)。横画面のデザインも変わっていない(写真=右)

photophotophoto N905iでは赤一色だったキーバックライトの色。N906iではボディカラーごとに異なるカラーを採用
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