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Cisco、Intelら計6社、WiMAX向けに「Open Patent Alliance」設立
「Open Patent Alliance」は特許プールを構築、WiMAX技術関連の特許をグループ内の企業が相互に利用しやすくする。
仏Alcatel-Lucent、米Cisco、米Clearwire、米Intel、韓国のSamsung Electronics、米Sprintは6月9日、「Open Patent Alliance」(OPA)を設立すると発表した。OPAは無線通信技術規格WiMAXの特許プールを構築し、同技術を使用する機器やアプリケーションの普及、開発コスト抑制を目指す。
特許プールとは、複数の特許所有者が特定の技術に関する特許をグループで集中管理し、相互に使用する仕組み。OPAはWiMAXに関する特許を集中管理し、納得できるコストで提供するとしている。製品の差別化と相互運用を促すため、WiMAX製品の開発に必要な機能のみに絞って、競争力の高い料金体系を設けるという。
特許プールの構築に加え、OPAはWiMAXエコシステムの普及を目指し、WiMAX知的財産権に関する中心的なリソースとして機能する。
OPAは独立した外部の監察機関をたて、この機関がグループ参加企業が提出した特許を特許プールに含めるかどうかを審査する。OPAは当面WiMAX規格のみに集中するが、将来的にはほかの業界グループとも協力する可能性があるという。
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WiMAX | Alcatel-Lucent | Cisco Systems(シスコシステムズ) | Intel | Clearwire | Samsung | Sprint Nextel
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