ニュース
写真で解説する「H11HW」
ヨーロピアンデザインが印象的なイー・モバイルのHuawei社製モデル「H11HW」は、HSDPA、Bluetooth、テレビ電話、2Mカメラなどを備える端末。その主な機能をチェックした。
「H11HW」は、国内の音声端末としては初となる中国Huawei(ファーウエイ)製モデルで、イー・モバイルの携帯電話機としては3機種目になる。最大3.6MbpsのHSDPA、テレビ電話、Bluetooth、メディアプレーヤー、200万画素カメラ、EMnetサービスなどに対応している。
付属のUSBケーブル、またはBluetoothを使ってワイヤレスでパソコンと接続すれば、H11HWをモデムとして活用でき、パソコンで下り最大3.6Mbpsの高速通信を利用可能だ。国際ローミングはH11HW単体では非対応だが、海外の端末にSIMカードを入れ替えれば現地で利用できるという。
H11HWは海外向けのモデルがベースとなっており、スペックも同等。そのためか、メインディスプレイは約2インチのQCIF+(176×220ピクセル)表示対応TFT液晶と小さく、QVGA(240×320ピクセル)以上のディスプレイが当たり前になった日本では物足りない印象だ。また、赤外線通信やバーコード(QRコード)の読み取りにも対応していない。したがって、“1台目”のメイン機種というよりは、「データ通信用のモデム用」「海外でのチップローミング用」など“2台目”として使うほうが向いているといえるだろう。
本体を開いた正面(写真=左)、閉じた正面(写真=中)と裏面(写真=右)。一般的な折りたたみ端末だが、本体を閉じようとするとディスプレイ側が「パコッ」と勢いよく倒れる。このあたりの作りはモトローラやSamsung電子端末と似ている
ダイヤルキーにはフラットなシートキーを採用。キーバックライトは白色に点灯する(写真=左)。microSDカードスロットは電池カバー内部に用意されており、電池パックを外さないとカードを着脱できない。バッテリー容量は850ミリアンペアアワー(写真=右)
メディアプレーヤーの再生画面。背面の専用キーを使えば、閉じたまま音楽操作ができる。説明員によると、専用の転送ソフトは用意されず、ユーザー自身が音楽ファイルを特定フォルダにドラッグ&ドロップする形になるという
待受画面で十字キーの短押しで呼び出せるショートカットを、各4つのキーに割り当てられる。デフォルトでは上キーでブラウザメニュー、右キーでデータフォルダ、下キーで電話帳、左キーで新規メール作成画面を呼び出せる
関連記事
- “ヨーロピアンデザイン”採用のベーシックなHuawei製音声端末──「H11HW」
イー・モバイル2機種目の音声端末は、同社にデータ通信端末を供給する中国Huawei製。下り最大3.6MbpsのHSDPAやメディアプレーヤー、200万画素カメラ、Bluetoothなどをサポートする。 - 「ランニングコストを忘れている。基本料だけ安いのは見せかけ」──イー・モバイルの千本会長
イー・モバイルは、新機種2モデルと新サービスとなる国際電話サービスを発表。同社会長兼CEOの千本倖生氏は「これを変えないと日本の携帯市場は世界から孤立したまま、携帯料金も安くならない」という考えの機種やサービスとともに、この日に発表されたiPhoneについても言及した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.