日本通信、プリペイドスタイルの3Gデータ通信サービスを開始――「b-mobile3G hours150」
日本通信が8月7日から、下り最大3.6Mbpsのデータ通信を最大150時間、約4万円で利用できるデータ通信サービス「b-mobile3G hours150」を提供開始する。プリペイドスタイルを採用することで、月によって利用頻度に差がある層の取り込みを狙う。
日本通信は8月7日から、ドコモの3G回線を利用したPCデータ接続サービス「b-mobile3G hours150」を提供すると発表した。最大利用時間を150時間に設定したデータ通信サービスで、想定市場価格は3万9900円。あえて月額制の定額プランとせず、プリペイド感覚で使えるデータ通信サービスとしてユーザーに訴求する。
b-mobile3G hours150は、下り最大3.6Mbpsのデータ通信を最大150時間(有効期限は480日間)利用できるPCデータ接続サービス。月額制のパケット定額プランではないことから、月によってデータ通信の利用頻度に差があるような場合に、無駄なく利用できるのが特徴だ。課金は1分単位で減算され、使い切ったあとには時間や期間を更新して引き続き利用できる。更新用のライセンスは、2008年秋の発売を予定している。
b-mobile3G hours150のパッケージには、USB対応の3Gデータ通信端末(ZTE製)とbアクセスソフトウェアが同梱され、ノートPCにbアクセスソフトウェアをインストールし、USB 3GコネクタをPCに差せば、開通作業不要で3G網を利用したPCデータ接続を利用できる。日本通信はこのパッケージの想定ユーザーを「週に数回、1回あたり1〜2時間程度利用する層」としている。
b-mobile 3G 150の対応OSは、Windows Vista/XP SP2以降(日本語版・英語版)。USB端末は3G/HSDPAの2100MHz/800MHzに対応する。
同サービスは、日本通信がドコモとレイヤー3接続で合意したことを受けて開始するもので、日本通信が3G網を利用して提供する「b-mobile3G」サービスの第1弾となる。
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