カシオ日立モバイルコミュニケーションズは7月29日、CDMA2000 1x EV-DO Rev.A方式を採用した「G'zOne BOULDER」を、米ベライゾンワイヤレス向け3号機として供給したことを発表した。同端末は同日から販売が開始された。
カシオ日立モバイルコミュニケーションズは、カシオ計算機が2004年、日立製作所との合弁で設立した携帯電話の開発会社で、主にauブランド向けの端末を開発している。2006年に北米市場に参入し、ベライゾンワイヤレスに防水・耐衝撃性能の携帯電話「G'zOne TYPE-V」を供給。翌年には2号機として「G'zOne TYPE-S」を投入した。
3モデル目となるG'zOne BOULDERは、CDMA2000 1x EV-DO Rev.A方式を採用しており、携帯電話をトランシーバのように使えるプッシュ・トゥ・トーク機能を備えるなど高性能化が図られた。防水・耐衝撃性能はそのままに、G'zOne TYPE-Sに比べて厚さが約5.5ミリ減、重さが21グラム減と薄型・軽量化を実現したという。
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