「EZweb」の未成年向けフィルタリングサービス、10月から「ブラックリスト」方式に
KDDIは、未成年者向けのEZwebアクセス制限サービスを、10月からブラックリスト方式に変更すると発表した。なお、小学生以下のユーザーには従来通りホワイトリスト方式のサービスを提供する。
KDDIは8月3日、未成年ユーザーを対象としたEZwebのアクセス制限サービスを、10月1日から特定分類方式(ブラックリスト方式)に変更すると発表した。
これまでKDDIは、20歳未満の契約者または利用者が18歳未満と申し出た場合に、親権者が「EZ安心アクセスサービス」の利用を意思表示しなければ、「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」(ホワイトリスト方式)を適用していた。
10月以降は、4月25日のフィルタリングサービスの改善等に関する総務大臣要請を踏まえ、親権者からEZ安心アクセスサービスを利用しないという意思表示がない限り「EZ安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コース」(ブラックリスト方式)を適用する。ただし、小学生以下のユーザーには、従来どおりEZ安心アクセスサービス 接続先限定コースを適用するという。
EZ安心アクセスサービス 接続先限定コースは、EZwebからのアクセスを一定基準をクリアした公式コンテンツのみに制限するフィルタリングサービス。いわいるホワイトリスト方式であり、一般サイトへのアクセスは内容を問わず一律規制される。
EZ安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コースは、ネットスターが提供するURLデータベースのうち、特定のカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限するブラックリスト方式のフィルタリングサービス。サイト毎に内容を確認しアクセスを制限する方式ではないため、アクセス制限すべきサイトでも表示される場合がある。
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