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総務省、ケータイキャリア4社にフィルタリング方式の改善案

総務省は4月25日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムのケータイキャリア4社と電気通信事業者協会に対し、ケータイ向けフィルタリングサービスの改善に関する検討会の中間取りまとめ案を示した。現状の画一的なものから、より多様性と選択性のあるフィルタサービスへの改善を目指す。

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 総務省は4月25日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムのケータイキャリア4社と電気通信事業者協会に対し、ケータイ向けフィルタリングサービスの改善に関する検討会(インターネット上の違法、有害情報への対応に関する検討会)の中間取りまとめ案を示し、それを踏まえた対応をするよう要請した。

 携帯電話・PHSのフィルタリングサービスについては、総務大臣からの導入要請を受けたケータイキャリア各社が、今夏の原則義務化を目指して準備を進めている。しかし、キャリアによっては公式サイトのみ閲覧可能なホワイトリストを推奨するなど、現状のモデルではサイトへのアクセスが画一的で選択性に乏しいことから、利用者やコンテンツプロバイダらが懸念を示していた。

 こうした声を受けた総務省は、利用者が主体的にフィルタリングの方式を選べるようにする仕組みや、青少年の保護に配慮したサイトを認定する仕組みを用意するなどの改善策を取りまとめ案に盛り込み、多様性や選択性のあるモデルへの改善を目指す。

 取りまとめ案には、第三者機関に期待する役割や、コンテンツ事業者、第三者機関、携帯電話事業者、利用者、政府それぞれの役割分担も示され、今後は各プレーヤーが連携して、最適なフィルタリング方式の策定を推進する。

Photo 取りまとめ案の骨子と各プレーヤーの役割分担

Photo 第三者機関参画後のアクセス制限方式のイメージと導入促進に向けたスケジュール

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