ソフトバンクは8月5日、2009年3月期第1四半期の決算を発表。その会見に登壇した孫正義社長が、カシオ計算機製端末の登場について触れた。
「カシオ計算機の端末も登場する」──。偶然孫氏の口から漏れたこの一言は、人気の「iPhone 3G」以外の端末の売れ行きなどについての質問に答えている最中だった。なお会見では、時期やどんな機種なのかといった具体的なことについてはまだ言えないと話し、発売予定であること以外は一切明らかにされなかった。
カシオ計算機といえば、KDDI向けにauのCDMA2000端末を開発している端末メーカーとして知られ、個性的な端末を多くラインアップし、人気が高い。同社は、供給先は明らかにしていないものの、2008年下半期に国内でW-CDMA方式の端末事業を立ち上げるべく研究開発を行っていることは公言しており、ソフトバンクモバイル向けの端末供給が噂されていた。今回の孫氏の発言は、それを裏付けたことになる。
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