レビュー
第2回 特徴的なタッチUI「TouchWiz」の操作性を検証:現地版「OMNIA」レビュー(4/4 ページ)
Samsung電子の「OMNIA」は、“TouchWiz UI”と呼ぶタッチユーザーインタフェースが大きな特徴。端末を指先やスタイラスペンで直感的に操作できるこのTouchWiz UIの使い勝手はどうか。入手した現地版OMNIAでじっくり検証する。
OMNIA用アプリケーションもタッチUIに対応
OMNIAに搭載するアプリケーションも、タッチ操作に適するものを多数用意する。
例えばフォトアルバム「Media Album」。画像をダブルタップすることで全画面表示できるほか、画面右の矢印を指先でなぞると画面の拡大/縮小といった操作が容易に行える。メディアプレーヤーの「Touch Player」は、操作ボタンが指先で操作しやすいよう大きめのサイズになっており、メディアファイルも指先で直感的に操作しながら探せる。
もちろんWindows Mobileの標準アプリも基本的にはすべてタッチ操作に対応するが、OMNIA用に開発されたアプリは指先でも操作しやすいよう、特にUIが最適化されている。
さて、全面タッチパネルディスプレイを搭載し、独自のタッチパネルUIも備えるOMNIAは、何かとiPhone 3Gと比較されがちではある。開発者は「ターゲットも開発思想も異なる」と述べているが、どう感じるかは実際に使ってみないと分からない。次回は、筆者が実際に購入したこのOMNIAと現地版iPhone 3G、2機種を同時に使い比べて何が違うか──を試してみたい。
(続く)
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