Androidケータイ、作ってほしいメーカーは
アイシェアがGoogleの携帯電話向けプラットフォーム「Android」に関する意識調査の結果を発表。Androidの認知度は約4割で、30代男性の認知度は5割に達した。Android搭載ケータイを開発してほしいメーカーのトップは……。
アイシェアは10月10日、「Android(アンドロイド)に関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月27日から同29日まで、同社の無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に行ったもので、有効回答数は422人。
同調査によれば、Googleが開発した携帯向けOS“Android”を「知っている」と回答したのは全体の13.7%。「名前は知っているが詳しくは知らない」が25.6%で、認知している人は全体の4割程度だった。男女別では、男性の半数近くが認知しているのに対し、女性の認知度は3割未満。年代別に見ると、30代の認知度が4割を超え、20代、40代に比べて関心が高い様子がうかがえた。
Androidの搭載により、携帯電話の開発コストを10%削減できるというメリットを伝えた上で、Androidを搭載して欲しいメーカーを複数回答形式で聞いたところ、「シャープ」が31.8%でトップ。続いて「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」「NEC」がそれぞれ順に20%台で上位を占めたが、他方で「どこにも該当しない」と回答した人も27.7%だった。
利用携帯キャリア別に見ると、NTTドコモユーザーでは3割以上が「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」「NEC」を希望し、次いで「シャープ」「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」の名が挙がった。auユーザーでは「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」が37.3%でトップ。2位以下の「カシオ計算機」や「シャープ」の20%台を引き離した。
Android搭載のスマートフォンを出して欲しいメーカーも全体では「シャープ」が30.8%で第1位。「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」「NEC」がそれぞれ20%台で続いたが、携帯キャリア別ではドコモユーザーで「NEC」、auユーザーで「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」がトップとなった。
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