レビュー
写真で解説する「Nokia E71」(3/3 ページ)
“自分仕様のデジタルツール”と位置付けるPROシリーズとして展開するノキアのドコモ版「Nokia E71」。同じくソフトバンクモバイルから登場するモデルと同様に、メーカーブランドのままオリジナルに近い状態で発売される。
内蔵アプリケーションはほぼオリジナルのまま。PIMに加えてOfficeファイルを閲覧できるQuickOfficeやPDFビューワ、ZIPファイルの解凍ソフトなども備える。Eseriesはどちらかといえばビジネスユーザー向け機能を強化した機種ではあるが、マルチメディア機能もかなり優れ、音楽再生はMP3/WMA/AAC、動画再生は3GPPに加えてH.264やFlash Videoにも対応する。このほかポッドキャスト再生、FMラジオチューナー、インターネットラジオ機能なども搭載し、Bluetoothを利用してワイヤレス再生も行えるようになっている。
マルチメディア機能はメディアメニュー内に集まっている。静止画や動画などはギャラリー機能で一覧でき、ファイルを選択すると自動的にプレーヤー(RealPlayerやFlash Liteなど)を起動してくれる。発表会のデモ機には、GPSが利用できる地図アプリとして「Nokia Maps」のみがインストールされていた
Nokia E71は新たにカメラ機能も備える。仕様はAF(オートフォーカス)付きの320万画素となかなかの高スペックで、シェアオンライン機能と連携し、撮影した写真をその場で写真付き日記としてmixiなどに投稿できるようになっている。
さらに、ビジネス指向の強いEseriesらしいといえる機能が「ライフモード」だ。待受画面のテーマや表示項目、ショートカットなどを一括で切り替えられ、ビジネスのオンタイムと仕事終わりや休日のオフタイムで使い分けられる。待受画面に切り替え用のショートカットがある。
ライフモードの設定画面。待受画面のカスタマイズやテーマの選択が行える。Nokia E71は複数のメールアカウントを設定できるが、ライフモードの切り替えに合わせて受信通知を表示するメールアカウントの指定も変更もできる
機種名 | Nokia E71 |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約57×114×10ミリ |
重さ | 約127グラム |
連続通話時間 | 約270分(3G)/約630分(GSM) |
連続待受時間 | 約480時間(3G)/約408時間(GSM) |
カメラ | 320万画素CMOS (サブカメラ30万画素CMOS) |
外部メモリ | microSDHC(最大8Gバイト) |
メインディスプレイ | 約2.4インチQVGA(320×240ピクセル)液晶 |
サブディスプレイ | − |
主な機能 | FOMAハイスピード(下り最大3.6Mbps)、GPS、3G/GSMローミング、無線LAN、Bluetooth |
ボディカラー | White Steel、Grey Steel |
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