ドコモの「パケ・ホーダイ ダブル」、PCデータ通信も定額対象に
NTTドコモは、月額1029円からの2段階制パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」の料金改定を発表した。4月以降は、端末をPC接続してデータ通信するモデム利用も定額の対象とし、月額料金の上限を1万3650円に設定する。
NTTドコモは1月27日、パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」の料金改定を発表した。これまで定額対象外となっていたPC接続時のデータ通信も、4月1日から定額の対象とする。PC接続した場合の上限額は、月額1万3650円。
パケ・ホーダイダブルは、iモード向けのパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」(月額4095円)と、フルブラウザも含むパケット定額サービス「パケ・ホーダイフル」(月額5985円)に変わる2段階制のパケット定額サービス。月額最低料金は1029円(1万2250パケットまで)、iモードのみ利用した場合の上限を4410円、フルブラウザも含めて利用した場合の上限額は5985円。従来のPC接続時のデータ通信は、5985円(7万1250パケット)までは1パケットあたり0.084円、それ以降は1パケットあたり0.021円で従量課金され、上限額は設定されていなかった。4月以降は、iモード、フルブラウザ、PCデータ通信をいくら使ってもパケット料金が月1万3650円で済む。
データ端末向けの「定額データプランHIGH-SPEED」(月額1万500円)では利用できるサービスに制限が合ったが、パケ・ホーダイ ダブルではメール送受信やWebブラウジングはもちろん、ストリーミングやインスタントメッセージャー、FTPなどの利用も行える。
またドコモは、パケ・ホーダイ ダブルの料金改定に合わせて、パケット通信の利用が多いユーザーに対し、通信速度の制限を行う。直近のパケット利用状況(一定期間内の通信量)と、通信エリアの混雑具合を見て通信速度を調整する。どの程度、通信速度が落ちるのかは「エリアの込み具合にもよるため、一概に言えない」(ドコモ広報)という。
なおパケ・ホーダイ ダブルは、 国際ローミングやデュアルネットワーク利用時のムーバ端末におけるパケット通信には適用されない。
月額定額料 | 月額1029円から(1万2250パケットまでの無料通信分含む) |
---|---|
iモードのみ利用の場合の上限額 | 月額4410円(5万2500パケット以上の利用に適用) |
iモードフルブラウザ利用の場合の上限額 | 月額5985円(7万1250パケット以上の利用に適用) |
PC接続してのデータ通信利用の場合の上限額 | 月額1万3650円(43万6250パケット以上の利用に適用) |
上限までのパケット通信料 | 0.084円/1パケット(5985円、7万1250パケットまで)、0.021円(7万1250パケット以降の利用) |
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