ヨコ+タッチ+8M CCDで「笑顔」を楽しくきれいに撮るならこれ──「SH-03A」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/5 ページ)
サイクロイドのSH-01Aと、回転2軸+タッチパネルの「SH-03A」、カメラ重視派の人はドコモの8M CCDカメラ搭載モデルでどちらにするか悩ましい。今回試すSH-03Aは“笑顔認識シャッター”や“振り向きシャッター”を備え、「人の笑顔」をより清く楽しくきれいに撮れるカメラだった。
SH-03Aは、ともあれ人を撮らねばなるまい。
ファインダー内に顔を検出すると四角い枠が表示されるので、その時に画面のシャッターボタンをタッチする。すると、そこにピントを合わせて撮影するという流れだ。仕上がりは、シャープ端末らしい鮮やかな発色である。
逆光時は「逆光モード」にすると顔を明るめに撮ってくれる。
さらに、撮影モードで「人物」にするとより明るめに、「ポートレート」にすると顔以外をぼかして撮ってくれる。
ポートレートモードのぼかしは、いわゆる特殊エフェクトという感じか。
次は「笑顔検出」をチェックしよう。
“笑顔”のレベルは3段階から選べる。レベル1だと敏感すぎて、ほんの少しの表情が変化しただけでシャッターが切れてしまうようだ。今回は大笑い限定ということにして「レベル3」にしてみた。
振り向きシャッターは、要するに「顔を検出したら自動で撮影」というもの。なので、無理に振り向く構図にしなくても使えます(笑)。でもせっかくだから振り向いてもらおう。
確かに被写体がこちらを向くと自動的に撮ってくれた。まさにこんな感じ。
例えば、子どもに声をかけてこちらを向いた瞬間に撮れる……はず。だが、顔検出にかかる時間(これはもっと高速になってほしい)とAFにかかる時間を合わせたタイムラグがけっこうある。被写体が元気な子どもだと、シャッターが切れたときにはまた違う方を向いてしまっているかもしれない。このほか、逆光など、光の加減で顔が見つけづらかったり、顔を検出してもピントが背景に抜けてしまっていたケースもいくつか見られた。背景の方がコントラストが高く、くっきりしているシーン(上の作例のような)で起きやすい。こちらは要注意。
というわけで過度の期待はせず、「笑顔」は被写体が笑ったら、「振り向き」は顔を見つけたら自動的にシャッターが切れる“自動撮影機能”と思うといいだろう。ちなみに振り向きシャッターは、自分撮りするときなどにも便利かも。
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