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コラム

第7回 「月々安価」も、使い方次第で意外に変化──ソフトバンクとイー・モバイルの場合ケータイの「分離プラン」を改めて考える(1/2 ページ)

ドコモとauの料金プランと異なり、同じキャリア間の通話を無料とするプランを用意するソフトバンクモバイルとイー・モバイル。ソフトバンクの「ホワイトプラン」、イー・モバイルの「ケータイ定額プラン」がどのようなものかを“月の通話時間”を軸にして改めて検証してみよう。

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 ドコモやauの料金プランと異なり、ソフトバンクモバイルのホワイトプランはシンプルだけに損益分岐点を判別しやすい(※これ以外にゴールドプラン、ブループラン、オレンジプランもあるが、ここでは割愛させていただく。なお、ブループラン/ブループラン・バリューはドコモの料金プラン、オレンジプラン(WX)/シンプルオレンジはauの料金プランと似通うので、第6回を参照願いたい)。ホワイトプランは「毎月の通話料金が2100円」を分岐点に、月額980円のWホワイト(他社および21時〜1時のソフトバンク携帯宛ての国内通話料を半額にする)を追加するか否かという2択になる。Wホワイトの通話料金10.5円/30秒は、ドコモならタイプL、auならプランLに相当する料金になる。

 ちなみに、ホワイトプランには無料通話分がないため、Wホワイトを追加したとしてもソフトバンク以外への通話が多いと、意外と利用料金が高くなってしまう。

 例えば月の通話時間が60分ほどである場合、通話時間の半分がソフトバンク宛てとしてもドコモのタイプS(バリューコース、基本料金50%オフの場合)の方が月額利用料金が安価になる計算になる。さらに月の通話時間が120分ほどになる場合は、同じくドコモのタイプMが安価になる。ホワイトプランはソフトバンク携帯同士でメール送受信が無料といったメリットは決して無視はできないが、一定以上のソフトバンクユーザー間の通話があってこそお得な料金プランである点は押さえておきたい。

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通話時間別 ホワイトプランとドコモのバリュープラン月額利用料金の推移
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