第3回 W61Sからどこが変わった?(カメラ編)――「Cyber-shotケータイ S001」:「Cyber-shotケータイ S001」の“ここ”が知りたい(1/2 ページ)
au向けのCyber-shotケータイとしては2代目となる「S001」は、初代Cyber-shotケータイの「W61S」からどこが変わったのか。今回はカメラ機能を中心に、この2モデルの違いを調べた。
- →第1回 着信LEDの場所は? EZwebのフォントはきれい?――「Cyber-shotケータイ S001」
- →第2回 キーの反応速度やカメラの起動速度はどう?――「Cyber-shotケータイ S001」
質問:W61Sから進化したカメラ機能は
au向けの初代Cyber-shotケータイ「W61S」と比べて「S001」で進化した、または追加されたカメラ機能は以下のとおり。
- 有効画素数が511万画素から809万画素に
- 「スマイルシャッターLite」が「スマイルシャッター」に進化(スマイルレベルを3段階で設定可能に)
- 「顔キメLite」が「顔キメ」に進化(3人の同時検出が可能に)
- 「デコフォト」の4コマ連続撮影が可能に
- 「BestPic」が「おすすめBestPic」に進化(より“よい笑顔”の写真を選んでくれるように)
- 「おまかせシーン認識」を搭載
- フォトビューアーがタイムライン表示に対応
- フォトビューアーで顔検索が可能に
スペック面では、画素数がW61Sの511万から809万に増加し、撮影サイズに「8M」が加わった。
スマイルシャッターと顔キメは、名称からW61Sの“Lite”がなくなり、より本格的なカメラ機能として強化。スマイルシャッターは、被写体の笑顔のレベルを「強」「中」「弱」の3段階で設定できるようになり、「弱」なら微笑み程度でシャッターが切れる。顔キメは、W61Sでは被写体1人の顔のみを検出するが、S001では最大3人の顔を検出できる。
W61SのBestPicは、約1秒間で9枚を連写し、保存したい写真を自分で選ぶものだった。S001のおすすめBestPictは、約1秒間で7枚を連写し、その中からより“よい笑顔”の写真を勧めてくれる。人物をよく撮る人にはうれしい機能といえる。
新機能として注目したいのが、人物や風景、夜景など全8つのシーンをカメラが認識し、露出やホワイトバランスを自動調整してくれる「おまかせシーン認識」。手動でシーン設定することなく撮影できるので、操作の手間が省けて便利だ。
フォトビューアーについては、こちらの写真記事を参照してほしい。
質問:W61Sから省かれたカメラ機能は
W61Sから省かれたS001のカメラ機能は以下のとおり。
- 光学ズーム
- 「スーパーマクロ」
- インカメラ
これらの省かれた機能の中でも特に大きいのが光学ズームだろう。W61Sは最大3倍の光学ズームを利用できるが、S001はデジタルズームのみを利用できる。S001は壁紙(フルワイド)サイズだと3.6倍/29段階、2Mでは2倍/16段階、2M(ワイド)では1.6倍/12段階、3Mでは1.5倍/11段階、5Mでは1.2倍/5段階のズームが可能。なお、8Mではズームはできない。
また、最短3センチの至近距離で接写できるスーパーマクロと、自分撮りに役立つインカメラもS001には搭載されていない。さらにS001には、W61Sでは利用できたテレビ電話機能もない。
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