「EMOBILE LTE」の広告は優良誤認 消費者庁が修正と再発防止を命令:Mobile Weekly Top10
各社でLTEなどの高速通信サービスが始まり、エリアやスピードの優位性をうたう広告を目にする機会が増えている。そんな中、イー・アクセスの広告が消費者庁から誇大広告であると措置命令を受けた。
+D Mobile Weekly Access Top10
2012年11月12日〜2012年11月18日
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今回のMobile Weekly Top10は、11月12日から11月18日までに読まれた記事のアクセス数を集計した。トップを飾ったのは10月29日から11月4日集計分の携帯販売ランキングで、「iPhone 5」が1〜6位を独占したことが注目を集めた様だ。またドコモの冬モデル「Xperia AX」の発売や、高速化したドコモ「Xi」と、UQの「WiMAX 2+」の話題も人気だった。
各社が高速通信サービスを提供するようになり、スピードはもちろん、エリアの充実度をうたう広告を目にする機会が増えた。またさらなる高速化で、技術力や将来性の高さをアピールすることも増えている。その中で気になったのが、イー・アクセスのEMOBILE LTEに関する広告が消費者庁から“誇大広告”であると認定され、再発防止などの措置命令を受けたことだ。同社が3〜4月に新聞や週刊誌に出した広告は、「東名阪の主要都市カバー率99%」で「下り最大75MbpsのLTEサービスを提供する」かのような内容だったが、実際の計画やサービスでは実現できない内容だったため、同法で禁止されている優良誤認であると認定された。
イー・アクセスは内容を修正して再発防止策を徹底させるとコメントを発表している。エリアとスピード、そして料金と、業界全体で激しい競争が続く通信業界。ぜひとも、ユーザーが正しい判断を下せるような情報と内容でアピールを行ってほしい。
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