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調査リポート

未成年のスマホ所有率は50% 半数近くがネット投稿に“無防備”――デジタルアーツが調査

デジタルアーツが、小中高校生と保護者を対象にスマホ/ケータイの利用実態調査を実施。未成年者のスマホ所有率は50%に上昇し、ネットの情報発信に半数近くが無防備なことが分かった。

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 デジタルアーツは9月10日、全国の小中高校生と保護者を対象にした携帯電話/スマートフォンに関する利用実態調査の結果を発表した。同調査は今回が4回目で、ネット教育アナリストの尾花紀子氏が監修を行なった。

 調査対象は、何らかの携帯電話/スマートフォンを持つ全国の10歳から18歳の男女618人とその保護者618人の計1236人。調査はインターネットを通じて行なわれ、期間は8月5日〜8月6日まで。

 調査結果によれば、スマートフォン所有率は2012年11月時点の37.4%から50%へ上昇。フィルタリング使用率は平均32.8%で、特に女子高校生はスマートフォン所有率が74.8%と高いのの、フィルタリング使用率が16.5%と最も低かった。

 友人との連絡手段は「メール」が前回78.2%から今回67.8%へ減少した一方、「LINE」が前回の22.5%から今回は43.4%まで増加。女子高生の場合は54.4%から68.9%へと増加していた。

 ネット上で情報発信する際「特に何も気をつけていない」という利用者は全体の45.1%と半数近くに上り、特に女子中学生・女子高校生が顕著だった。ネット上でいじめに関わったことがあるのは5.2%で、ネットで発信した情報により知らない人から非難や嫌がらせを受けた経験があるのは6.1%だという。中でも女子高校生は10.7%と高くなっており、きっかけは「公共の場でのいたずら」が26.3%、「芸能人などの有名人のプライベート」が15.8%だった。

 「見知らぬ人と知り合いになったSNS」で最も多いのはLINEで、未成年者は43.9%、保護者は36.6%。男子中学生の62.5%はLINE、女子高校生の69.9%はTwitterと回答している。連絡頻度を「ほぼ毎日」と回答した保護者は16.9%から27.1%、未成年者は21.9%から28.8%と、どちらも増加傾向にあった。

 また、ネットで知り合った人とリアルで会いたい・会ったことがあると回答した未成年者は39.8%。女子高校生は前回53.1%から今回65.8%と、最も高い数値になっている。

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