X-Rite、iOS/Androidに対応したカラーマネジメントアプリ「ColorTRUE」:モバイル機器にも色再現性を
X-Riteは、iOSやAndroid搭載のスマートデバイスに対応するカラーマネジメントアプリ「ColorTRUE」を無償公開した。
X-Riteは3月19日、iOS/Android対応のカラーマネジメントアプリ「ColorTRUE」を発表、提供を開始した。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから無償でダウンロード可能だ。対応OSはiOS 7以降、Android 4.0.4以降。プロフォト、デザイン、プリプレス分野など、スマートデバイスで正確な色を再現したい業務を主に想定している。
ColorTRUEは、iPhone、iPad、あるいはAndroid搭載タブレット/スマートフォンのディスプレイ表示を計測し、カラーキャリブレーションとプロファイルの作成を行い、意図した色表示を実現するためのアプリだ。
Mac OSやWindowsと異なり、iOSやAndroidにはシステム全体のカラーマネジメント機能が用意されていないため、ColorTRUE付属の「イメージギャラリービューアー」を利用することで、キャリブレーションした設定を適用して画像の表示を行う。環境光の補正、プリンタのカラーシミュレーション、白色点(D65/D50/固有の値)、色空間(sRGB、Adobe RGB、ProPhoto RGB)、適用前後の比較といった機能を持つ。
キャリブレーションには同社が販売する測色器が必要だ。対応する測色器はColorMunki Smile、ColorMunki Display、i1Display Pro、i1Pro 2(ColorMunki Smileとi1Pro 2はiOSのみ対応)。
なお、同社は「ColorTRUE Awareパートナープログラム」を用意。サードパーティのアプリ開発者が、独自アプリにColorTRUEのカラーマネジメント機能を追加できる開発キットを今後提供する。
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