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とにかく高解像度なWQHD液晶を搭載 写真で解説する「isai FL LGL24」振って操作の新UIも(1/2 ページ)

KDDIとLGが共同開発した「isai FL LGL24」は、5.5型WQHDの大画面・高精細な液晶を搭載したモデル。isaiスクリーンなど独自のUIが進化したほか、振って操作する「isaiモーション」も追加された。

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 KDDI(au)が7月下旬の発売を予定しているLGエレクトロニクス製の「isai FL LGL24」は、解像度がなんとWQHD(2560×1440ピクセル 538dpi)と高精細な5.5型のAH-IP液晶を搭載したモデルだ。

photophoto 「isai FL LGL24」

 ファブレットに迫る大きさとフルHDを超える高精細なディスプレイは、高画質な写真や映像などのコンテンツを快適に見られるほか、マルチタスク機能など複数の情報を表示する場合の視認性もアップしている。5型クラスでフルHD以上のディスプレイだと肉眼でもピクセルを見分けることはできないが、isai FLは画面を拡大しても識別が難しいレベル。大画面×高画質化の流れを先取りする1台と言えるだろう。

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「isai LGL23」(5.2型フルHD)と「isai FL LGL24」(5.5型WQHD)のディスプレイ
photophoto 2台に同じ画像を表示して拡大鏡で見てみた。isaiは拡大するとピクセルが見分けられ、建物の文字やディテールもつぶれかけているのが分かる(写真=左)。isai FLは文字やディテールをくっきりと表示できている(写真=右)

 ディスプレイが5.5型と“スマホ最大級”のため(これ以上はファブレットやタブレットに分類されるため)、ボディも幅76ミリ、高さ145ミリと大ぶりだ。ただ2013年秋に発売された「isai LGL23」や同時期の「G2 L-01F」のような狭額縁設計を今回も採用しているため、サイズアップは最小限に抑えられている。ボディの厚さは10.5ミリだが、背面全体に緩い傾斜が付いたラウンドフォルムのため、手に馴染み持ちやすい。またisaiではサイドにあったボリュームキーがG2のように背面中央へ移動している(ただし電源キーはサイドのままだ)。

photophoto isai FLの正面(写真=左)と背面(写真=右)。G2のようにボリュームキーが背面にレイアウトされている
photophoto 左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。電源キーは右側面にある
photophoto 上面(写真=左)と底面(写真=右)。上面のイヤフォンジャックと底面のMicro USB端子はキャップレス防水仕様だ
photophoto 狭額縁設計により、液晶の縁(ベゼル)が3辺とも細い(写真=左)。インカメラは液晶の下に移動した(写真=右)
photophoto ボリュームキーが背面のカメラ近くにある(写真=左)。背面下部(写真=右)
photophoto SIMとmicroSDは上面のスロットへ装着(写真=左)。背面カバーは外せるがバッテリーは内蔵式でユーザーは交換できない(写真=右)

 LGのスマートフォンは従来からジェスチャー操作に力をいれており、それはisai FLでも変わらない。最近はディスプレイの大型化に合わせて片手操作が難しくなっていることもあり、ユーザーインタフェースの多様化も進んでいる。その1つが、ディスプレイを“ノック”してロックを解除する「ノックコード」の採用だ。G2やisaiでは、ディスプレイをノックしてバックライトを点灯させる「ノックオン」が搭載されていたが、ノックコードはさらにロック解除もまとめて行う。ロックは、ユーザーがあらかじめ決めておいたノック回数(2〜8回)とノックする順番(上下左右)で解除される。ノックは約8万通りの組み合わせが設定でき、セキュリティ性も考慮されているという。

 ノックコードがユニークなのは、ノックする回数と順番が合っていればロックが解除されること。つまり、ディスプレイの端で小さくノックするだけでもロックを解除できる。つまり片手でも快適に操作できる。

photophoto ノックコードの設定画面。4つのエリアをノックする回数と順番でロックをかける。ただし解除する場合はディスプレイ上のどこをノックしても(回数と位置関係が合っていれば)有効だ
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