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ダンロップスポーツ、仏バボラVS社のセンサー付きテニスラケットをお披露目きっと、もっとテニスが好きになる(1/2 ページ)

ラケットのグリップ部に加速度センサーとジャイロセンサーを内蔵した「バボラプレイ ピュア ドライブ ジャパンリミテッド」の発売が近づき、ダンロップスポーツが報道関係者向けに実物を披露した。

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 ダンロップスポーツは2014年8月26日、仏バボラVS社が開発したセンサー付きテニスラケット「バボラプレイ ピュア ドライブ ジャパンリミテッド」を報道関係者に披露した。ダンロップスポーツは、このラケットを9月1日から日本全国で210本限定で発売する予定。価格は7万円(税別)。

仏バボラVS社が開発したセンサー付きテニスラケット「バボラプレイ ピュア ドライブ ジャパンリミテッド」

 このラケットの特徴は、グリップ部に加速度センサーとジャイロセンサーを内蔵し、プレイ中の1打1打のデータを記憶する機能を持っていること。Bluetooth通信機能を備えており、記憶したデータはiPhoneやAndroid搭載スマートフォンなどに送信できる。受信したデータを分析して分かりやすく提示するアプリも用意している(iOS向けとAndroid向け)。

 説明会にはバボラVS社のアジアパシフィックセールス&マーケティングディレクターを務めるロジェ・ギレム(Rogez Guilhem)氏も登場し、「これまでは試合の結果以外にテニスプレイヤーを評価する術がなかった。これからはあらゆるデータを数量化して、目標を定めて練習に取り組むことができる」とこれから日本で発売する自社製品の完成度に自信を見せた。

バボラVS社のアジアパシフィックセールス&マーケティングディレクターを務めるロジェ・ギレム氏

 テニスのプレイを分析するツールというと、ソニーが2014年5月に発売した「Smart Tennis Sensor」がある。対応するラケットのグリップエンドにくっつけて使うので、ラケットを交換しても同じセンサーを使えるという利点がある。

 一方、バボラVS社のバボラプレイは、カーボン製ラケットのグリップ部にもともとある肉厚の部分を削って、センサーやバッテリーを内蔵させた。

 グリップ部分の肉厚になっている部分は、重くしてバランスを取るために肉厚になっているだけなので、削っても強度の問題が発生することはない。バランスを取るには削った分の重さのものを入れる必要があるが、バボラVS社のバボラプレイはこの部分にセンサーやバッテリーを入れたので、バランスも重さも普通のラケットと変わらないという。

テニスラケットのグリップエンド部。左端が一般的なカーボン製ラケット。グリップ部を重くしてバランスを取るために、厚くなっている部分(水色の部分)がある。バボラプレイでは、この部分を削って、センサーやバッテリーをグリップに内蔵させた

 ギレム氏は「グリップエンドにセンサーを取り付ける方式では、ラケットの重さとバランスが変わってしまう。いつもと同じようにプレイしている時のデータは取りにくいはずだ」とし、自社の方式が優位であるとアピールした。

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