1型センサー搭載のAndroidデジカメ「LUMIX CM1」 2000台限定で3月12日発売
パナソニックが、Android OSを採用したデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を国内でも発売する。SIMロックフリーで、どのキャリアのSIMでも利用可能だという。
パナソニックが1月20日、1型のCMOSセンサーや28ミリ相当のライカレンズ、LTE通信機能を搭載した薄型でコンパクトなデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を国内でも発売することを明らかにした。3月12日から2000台限定で販売する。価格はオープンプライスだが、実売予想価格は12万円前後(税別)。
LUMIX CM1は、欧州で先行して発売された、高画質な写真が撮れるデジタルカメラと、LTE通信機能を備えたAndroidスマートフォンを融合したような「コミュニケーションカメラ」。パナソニックが持つデジタルカメラの技術とスマートフォンの技術を組み合わせて実現した製品だ。
CMOSセンサーは、ハイエンドコンパクトデジタルカメラなどでも採用が増えている1.0型で、画素数は2010万画素。28mm F2.8 LEICA DC ELMARITレンズとの組み合わせにより、一般的なスマートフォンとは一線を画す画質の高い写真が撮れる。一方、Androidスマートフォンとしての機能も持ち合わせ、LTE通信機能を利用して、撮影した写真をその場でSNSに投稿したりといった共有機能も提供する。Androidアプリを利用することもできる。
LTE通信機能を利用するには、SIMを別途用意する必要がある。SIMロックフリー製品として販売する予定で、特に推奨のSIMはないとしており、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルを始めとする各社のLTE対応SIMが利用できるという。ベースバンドチップはQualcommのクアッドコアプロセッサー、Snapdragon801 2.3GHzで、Android OSのバージョンは4.4(KitKat)。
4K動画の撮影などにも対応しながら、最薄部で厚さ約15.2ミリとコンパクトなボディも特長で、高価な製品ではあるが評価は高い。外形寸法は幅約135.4×高さ約68.0×奥行約21.1ミリ(最薄部約15.2ミリ)、重さは約204グラム(メモリーカード、SIM含む)。
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