マーク・ザッカーバーグ氏も登場、サプライズ満載だった「SAMSUNG Galaxy UNPACKED 2016」:Mobile World Congress 2016(1/2 ページ)
Samsungが「SAMSUNG Galaxy UNPACKED 2016」を開催し、新フラッグシップモデル「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」と、全天球カメラ「Gear 360」を発表。VR映像をGear VRで見せるプレゼンテーションも行い、製品もプレゼンにも新しい取り組みを盛り込んだ。
Samsung Electronicsは、スペイン・バルセロナで開催されるMWC 2016に先駆けて、2月22日(現地時間)にプレス向けイベント「SAMSUNG Galaxy UNPACKED 2016」を開催。Galaxyシリーズの新フラッグシップモデル「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」と、全天球カメラ「Gear 360」を発表した。
Samsungの無線事業部門長 高 東真(コ・ドンジン)氏は「モバイルテクノロジーのパイオニアたるSamsungの無線事業部門長として、全世界のユーザーに対して重い責任を感じている」と語る一方、さまざまな新しい機能を盛り込んだ新フラッグシップ端末の仕上がりに自信も見せた。そして、Galaxy S7/S7 edgeをVR映像で紹介し、報道陣はGear VRでそれを見るという斬新なプレゼンテーションを展開。奥行きと浮遊感のある映像体験に、記者席から歓声が上がった。
プロダクト戦略部門のシニアバイスプレジデントJustin Denison氏は、Galaxy S7 edgeとGalaxy S7の進化した機能について説明した。S7/S7 edgeのデザインついて、薄く、大画面を搭載しながらも角がカーブして持ちやすいこと。また、カメラの出っ張りがS6よりも抑えられ、より洗練されたことを紹介した。
Galaxy S7 edgeはディスプレイの両サイドがカーブし、かつそのスクリーン上にさまざまな情報を表示できる「エッジスクリーン」を採用。S6 edgeで搭載された機能だが、S7 edgeはそのエリアが広くなり、アイコンを2列で表示するようになった。また、予定やニュースなども表示できるようになるなど、S6 edgeから機能が向上している。
ディスプレイは、黒は点灯しないという有機ELディスプレイの特性を生かし、時計やカレンダーを常時表示する「Always-on Display」機能を搭載。時計を見るために1日に100回も画面を点灯させるより電力消費が少ないという。なお、バッグやポケットに入れたときは近接センサーによって画面は消灯。この機能はサードパーティーに開放され、Always-on Display用のデザインや背景をダウンロードしてカスタマイズできる。
また、S5以来となる防水性能を確保。S7/S7 edgeはIP68相当の防水、防じん性能を備える。外部接続端子やイヤフォンジャックはキャップレスとなっており、利便性が高まった。さらに、microSD対応が復活したことが紹介されると、会場から拍手が沸き起こった。
カメラにデジタル「一眼レフ並み」の位相差AFを採用
Denison氏が「世界で最も優れたスマートフォンカメラ」として自信を持って紹介したS7/S7 edgeのカメラは、レンズがS6よりさらに明るくF1.7に、また、画素が大きくなり、受光部分はiPhone 6s plusよりも30%大きくなったという。iPhoneと撮った写真を比較して、S7/S7 edgeの方が明るくクリアな写真になっていることをアピールしていた。
さらに、キヤノンのデジタル一眼レフカメラなどが採用している位相差AFと同様の技術を搭載。iPhone 6sなどに搭載されている従来の位相差AFは、位相差を検知できる画素が点在しているが、S7/S7 edgeでは1つ1つの画素全てが位相差センサーになっている。全画素でフォーカスを合わせるので、写真の画面上のどこでも高速でピントを合わせることができ、暗い場所でもAFスピードが非常に速く、美しい写真が撮れる。
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