「Pokemon GO」(以下、ポケモンGO)をキーワードに10〜40代まで幅広い年代を集めた「ポケモンGO座談会」を実施し、前回は「ポケモンに世代格差はあるのか」について話し合った(座談会は8月中旬に実施)。
今回は、「ポケモンGOを続けるためのモチベーション」や「ポケモンへの愛着がわきにくいゲームシステム」など、ゲームの仕組みについて意見を交わしている。
(構成:ITmedia村上)
参加者プロフィール
40代のライターで非ポケモン世代。IngressのコアユーザーでポケモンGOはβテストから遊んでいる。ポケモンGOのレベルは17(座談会当時、以下同)。
「トバログ」を運営しているブロガー。23歳のポケモン世代で、ポケモンGOはリリースから3日でレベル22に。お気に入りはユンゲラー。
ポケモンは全く分からないアラフォーの漫画家。ITmediaにてサダタローの「シェアさせていただきます!」を連載中。
Ingressコアユーザーで、ポケモンGOはβテストから遊んでいる。40代の非ポケモン世代だが、ポケモンGOのレベルは20。
14歳のギリギリポケモン世代。お父さんとIngressをしていた流れでポケモンGOもすることに。そこまでハマっているわけではなく、レベルは10。
この記事の編集担当。27歳のポケモン世代でポケモンGOのレベルは21。とりあえずピカチュウをゲットするまでポケモンGOを続ける予定。
ポケモンGOは「知らない人との連帯感」がある
サダタロー 皆さんの話を聞いてると、ポケモンGOって釣りっぽいですね。休みの日に魚がいる場所にいって釣ってくるみたいな。
村上 「ルアーモジュール」っていう、ポケモンをおびき寄せるまき餌みたいなアイテムもありますし。
サダタロー ルアーなんてあるんですか(笑)。
村上 ポケストップっていう場所があるんですけど、そこでルアーモジュールを使うと、30分間ポケモンが出現しやすくなるんです。
サダタロー エサだ!
すずまり ポケモンを釣ってるつもりが、実はそこに集まっている人間の方が釣られているという。
サダタロー その辺も釣りと同じじゃないですか(笑)。入っちゃいけないところで釣りする人もいるし。それは自分以外の人も同じ恩恵を得られるわけですか?
すずまり そうです。ポケストップの周囲に花吹雪が舞うので、それ目指して集まってきます。
村上 みんなの画面に同じようにポケモンが出てくるので、「レアポケモンが出たぞー!」とか言うと、みんなわらわらと集まってくるんですよ。
すずまり もし早い者勝ちで、誰かが「オレがゲットした! いえーい!」で終わったら暴動が起きますよね。
サダタロー みんなで全く同じ空間(プレイ画面)を共有してる感覚なのかな?
村上 そうですね。友達と一緒に行くと同じポケモンを捕まえられるので楽しいです。
Sakai 知らない人同士の連帯感みたいなものが、もしかしたらポケモンGOにはあるのかもしれないですよね。Ingressは無言ですれ違うだけだったり、ゲームのシステム的にむしろ戦いになったりするんですけど、ポケモンGOは初めて会った人とも同じ空間を共有できるという感覚がありそう。
すずまり Ingressでポータルのオーナーになるのはまさに戦いで、夫婦でも一緒にいくとケンカになるらしいです。ポケモンGOは、ジムバトルでなければレベルに関係なくみんなでワイワイできるところが楽しそう。ただ、Ingressみたいに攻撃アイテムで敵陣を一掃するみたいなことができないので、スカッとする要素が少ないなって思いました。
村上 そこはやっぱり、「やった! ピカチュウ捕まえた!」とかでスッキリするんですよ(笑)。
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