サムスンが「Galaxy Note9」発表 Bluetooth対応Sペンで操作性はどう変わった?(1/2 ページ)
Samsung ElectronicsがNoteシリーズの新機種「Galaxy Note9」を発表。Bluetoothを内蔵したSペンを搭載。進化したポイントや使用感をレポートする。
Samsung Electronicsが8月9日(現地時間)に、米ニューヨークでGalaxy Noteシリーズの最新モデルとなる「Galaxy Note9」を発表した。Bluetoothを搭載し、進化したSペンを搭載。カメラには「Galaxy S9/S9+」と同様、機械式の絞り変更機能を搭載した。
デザインはGalaxy Note8ベース
Galaxy Note9は、Samsungが秋冬の商戦期に送り出すフラグシップモデル。ディスプレイサイズは6.4型と大型で、18.5:9と縦に長い。左右がカーブしており、まるでベゼルがないように見えることから、「Infinity Display」と名付けられている。ディスプレイサイズは先代のGalaxy Note8比で0.1型大型化している。
【訂正:2018年8月21日18時40分 初出時に「右側面にはBixbyボタン、左側面にはボリュームキーと電源キーを搭載」としていましたが、正しくは「右側面には電源キー、左側面にはボリュームキーとBixbyボタンを搭載」です。おわびして訂正致します】
SペンがBluetoothを内蔵、イエローのペンも
同シリーズには、代々「Sペン」と呼ばれるペンが内蔵されてきたが、Galaxy Note9ではこれが進化。従来と同様、筆圧などを検知でき、書き味が優れている特徴はそのままに、Bluetoothを内蔵した。BluetoothでGalaxy Note9本体とペアリングすることで、Sペンをリモコンのように利用できるのが特徴だ。
リモコン機能に対応しているのは、ギャラリーやYouTube、カメラ、ボイスレコーダーなどのアプリ。Sペンのボタンを押すことで次の写真を表示したり、再生中の動画を一時停止できたりといった操作ができる。カメラのシャッターにもなるため、本体をテーブルの上などに固定しておき、集合写真を離れて撮るといったシチュエーションでも利用できる。
Sペンのボタンには、シングルクリック、ダブルクリックのそれぞれに動作を割り当てられる。標準では、ギャラリーだとシングルクリックで次の写真、ダブルクリックで1つ前の写真を表示するようになっているが、これらは設定で変更できる。例えば、カメラアプリには写真撮影やカメラ切り替え、動画撮影といった機能を設定できる。
Bluetoothを搭載したが、サイズは従来のSペンとほぼ同等。本体下部に収納できる点も変わっていない。こうした機能強化を象徴する意味合いもあり、Galaxy Note9では、オーシャンブルーのみ、発色いいイエローのSペンが内蔵される。その他のカラーは、従来同様、本体と同色だ。
カラーリングを生かした機能として、画面オフメモで書いた文字がSペンと同色になるといった工夫も凝らされている。ただし、画面オフメモは背景がブラックになることから、ミッドナイトブラックは従来同様、文字色はホワイトになる。
絞り値を切り替えられるデュアルカメラを搭載
カメラ機能はGalaxy S9+に近く、F1.5とF2.4のどちらかに絞り値を切り替えることが可能だ。オートで撮影すると、暗い場所ではF1.5、明るい場所ではF2.4がそれぞれ自動的に選択される。Galaxy S9+と同様デュアルカメラとなり、ワンタッチで望遠に切り替えられる。望遠側のカメラはF2.4。画素数はどちらも約1200万画素だ。インカメラは約800万画素で、F1.7の明るいレンズを採用する。
カメラにはAI(人工知能)の機能を取り入れ、シーンを自動で判別することができる。認識できるシーンは全部で20あり、色味などをそれぞれに合わせて最適化する。さらに、撮った写真をAIで判定。人物が目をつぶっていたり、ブレがあったりすると、画面端に表示されるサムネイルがそれを警告する。写真を開いて仕上がりを確認し、再度撮り直す手間が省けるというわけだ。また、デュアルカメラを生かした背景ボカシの「ライブフォーカス」にも対応する。
指紋センサーが使いやすく
Note8ではカメラ横にあった指紋センサーは、Galaxy S9/S9+と同様、カメラ下に移された。本体を持ったとき、ちょうど人差し指が当たる位置になっており、指紋センサーがカメラ横にあった先代のGalaxy Note8よりも画面のロックを解除しやすくなっている。虹彩認証にも対応しており、シーンに応じて顔認証と虹彩認証を使い分ける「インテリジェントスキャン」にも対応する。
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