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徹底的に撮り比べ! 夏の5大カメラスマホ十番勝負(前編):荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
Xperiaのアウトカメラのデュアル化によって、2018年夏の主要なハイエンドスマートフォンは「デュアルカメラ(一部トリプルカメラ)」となった。ということで、2回に分けて撮り比べることにした。今回は前編として「風景」「建物と青空」「望遠」「明暗差」「花」の作例を見比べてみよう。
5大カメラを撮り比べる!
では今回は5機種もあるので、さくさくと画質と使い勝手チェックにとりかかるのである。シーン別対決いきます。
シーン別対決その1:風景
まずは風景で青空や緑をチェック。
これで、それぞれのカメラの傾向がかなり分かる。
素材性が高いナチュラル派がU12+。色はこってりしすぎず、階調も豊か。ともすれば「おとなしめ」であるが、自然な感じ。後からレタッチしやすい絵だ。
その正反対に位置するのが、P20 Pro。コントラストが高くて青空もくっきりの印象派って感じ。AIによって風景と判断されて、よりこってりくっきりした絵になってるわけで、灼熱東京の少しよどんだ空がカリフォルニアの青い空になったような、そんな感じ。
他の3モデルは、その中間。iPhone Xがちょっとナチュラル派に近くて、Xperia XZ2がちょっと印象派に近い感じ。
シーン別対決その2:青空と建物
そそくさといきます。次は都会の風景編。これはもっと極端な差が出て面白いよ。
P20 Proの青空のこってり感とクリアさ(明瞭さ)がより際だった。それに対して、U12+は爽やかな感じ。
iPhone Xはさっきのシーンに比べて強めの絵になった。
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