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コンパクトな緊急ボタンで警備スタッフが駆けつける「東急セキュリティ レスQ」 工事不要で利用可能
東急セキュリティが4月から、東急線沿線を対象に警備スタッフの駆けつけサービスを提供。電話回線の開設や機器の設置工事は不要で、コンパクトな緊急ボタンだけで利用できる。利用料金は月額1980円(税別)から。
東急セキュリティは2月28日、新サービス「東急セキュリティ レスQ」を発表した。SIMカードを内蔵したボタンを押すだけで、自宅など対象設備に同社の警備員が駆けつけるサービスで、月額料金は1980円(税別、以下同)で、駆けつけを利用すると1回あたり5000円の料金がかかる。別途、初期登録時に5000円の登録料もかかる。販売開始は4月を予定している。
このサービスは、身体の不調や怪我の際に緊急呼び出しボタンを押下すると警備スタッフが自宅に駆けつける高齢者向けサービス「シニアセキュリティ」を進化させたもの。東急線沿線20市区(後述)を対象に提供する。
緊急ボタン自体に通信機能を備えSIMカードも内蔵済みなので、開通作業や設置工事も不要。GPSも備えており、問い合せに応じて位置情報の通知、一定エリアへの出入り時のメール配信を行う「領域監視機能」も搭載する。ある一定時間動きがない場合の安否確認も提供する予定だ。
提供対象地域
先述の通り、このサービスは東急線沿線(一部を除く)を対象に提供予定。具体的には以下の市区で利用できる。
東京都
渋谷区、世田谷区、目黒区、品川区、大田区、町田市、狛江市
神奈川県
川崎市(中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区)、横浜市(青葉区・都筑区・港北区・緑区・西区・神奈川区・中区)、大和市
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