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「ゆうちょPay」を使ってみた どんなメリットがある? 不満点は?(1/3 ページ)
ゆうちょ銀行は5月8日にコード決済サービス「ゆうちょPay」を開始した。スマホアプリからQRコードを提示すれば、ゆうちょ銀行の口座から決済金額が即時引き落とされる。早速使ってみたので、利用方法や所感をまとめた。【訂正】
ゆうちょ銀行は5月8日にコード決済サービス「ゆうちょPay」を開始した。ゆうちょPayの決済では、スマートフォンのアプリに表示されたQRコードやバーコードを提示することで、あらかじめ登録したゆうちょ銀行の口座から決済金額が即時引き落とされる。また東急線の駅券売機から現金を引き出せる「キャッシュアウト」機能にも対応する。
早速使ってみたので、利用方法や所感をまとめた。
ゆうちょPayに使用口座を登録する
ゆうちょPayを利用するには、まずストアからアプリをインストールして、ゆうちょ銀行口座を登録する必要がある。工程自体はシンプルだが、ある程度時間を必要とする作業なので、在宅時に時間のあるときなど、前もって登録しておこう。iOSとAndroidの両対応だが、本稿ではiPhoneを用いて検証した。
アプリを起動し、「アカウント登録」を選択したら、メールアドレスと希望のログインIDを入力する。入力したメールアドレスあてに6桁の確認コードが送信されるので、これを使って登録を進めよう。次画面で、氏名や生年月日、職業などの基本情報の入力、使用したいパスワードの設定を行う。
メールアドレスと希望のログインIDを入力して「確認コード」を送信をタップ(写真=左)。確認コードを用いて次画面に進み、基本情報を入力後、利用規約とプライバシーポリシーに同意して「口座設定へ進む」をタップ(写真=右)
続いて、支払いに使用するゆうちょ銀行口座を登録する。PayPayやLINE Payのようにクレジットカードを登録したり、プリペイド残高をチャージしたりするような、複数の決済手段があるわけではないので、ハードルはやや高い。
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