りそな銀行が3月に「りそなウォレット」開始 口座直結のスマホ決済
りそな銀行と埼玉りそな銀行が、2月25日にスマホ決済アプリ「りそなウォレット」を提供する。QRコードを使い、りそな銀行の口座直結で支払いができる。3月から対応店舗で利用可能になる予定。
りそな銀行と埼玉りそな銀行は、2月25日から同行の口座を持つユーザー向けに、スマホ決済「りそなウォレット」を提供する。2月19日から「りそなデビット」アプリを「りそなウォレット」アプリにバージョンアップし、決済機能を追加する。なお、近畿大阪銀行は2019年度の提供を予定している。
りそなウォレットアプリから表示させたQRコードを使い、対応店舗で決済ができる。クレジットカード不要で支払えるのが特徴だが、事前にりそなデビットカードの登録が必要。りそなデビットカードは、りそな銀行の口座を開設すると付与される。
決済と同時に口座から直接引き落とされる他、使いたい分だけを事前にチャージすることも可能。口座に現金がない場合は、りそなのクレジットカードを使った後払い機能も利用できる。事前に設定したルールに従い、自動的におつりを貯金する「おつり貯蓄」機能も備える。
りそなウォレットの決済は、2019年3月から利用可能になる予定。「りそなキャッシュレス・プラットフォーム」の加盟店や、インコム・ジャパン、凸版印刷、キャナルペイメントサービスと契約している各事業者の店舗が対応する。加盟店では「りそにゃ」のステッカーが掲示される。
3月中に5000弱の店舗、2019年度中に数万店舗での導入を目指す。ドラッグストアやスーパーなどが主な加盟店になる予定。
なお、りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行は、GMOペイメントゲートウェイが展開する、異なる銀行で相互決済を可能にする基盤「銀行Pay」の導入を予定しているが、りそなウォレットは銀行Payとは異なる仕組みを採用している。
関連記事
- 北陸銀行が2019年度上期に「ほくほくPay」開始 銀行口座直結のコード決済
北陸銀行は、2019年度上期を目処にスマホ決済サービス「ほくほくPay」を取扱開始。スマホアプリを操作して加盟店側の端末に表示されたQRコードを読み取ると、事前に登録した口座から代金が即時に引き落とされる。個人ユーザーはクレジットカードの申込や事前の電子マネーチャージが不要で、加盟店側も専用端末を用意する必要がない。 - ゆうちょ銀行のコード決済「ゆうちょPay」、開始時期が「2019年5月」に
ゆうちょ銀行が、2019年5月に「ゆうちょPay」を開始する。ゆうちょ銀行の口座と直結したコード決済サービス。郵便局や対応店舗の他、銀行でも利用可能にする予定。 - 尋ねます その「Pay」とやら 便利なの?
コード決済を中心に増加傾向にある「Pay(ペイ)」。それって本当に“便利”なのでしょうか……? 便利に使う上で知っておいてほしい注意点を簡単にまとめました。【訂正あり】 - コード決済どれを選ぶ? 主要5サービスを総まとめ
2018年にはスマホ決済、特にコード決済が大きな注目を集めた。一方、どのサービスを使うべきか分からないという人も多いだろう。そこで今回は「楽天ペイ」「LINE Pay」「d払い」「PayPay」「Origami Pay」のメジャーな5サービスの違いを解説する。 - 2019年のキャッシュレス大展望 増殖する「○○ペイ」淘汰の流れも
2018年は「日本のキャッシュレス元年」だといわれている。2019年のキャッシュレス市場はどう変わるのか? 増殖するコード決済サービスはどうなるのか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.