北陸銀行が2019年度上期に「ほくほくPay」開始 銀行口座直結のコード決済
北陸銀行は、2019年度上期を目処にスマホ決済サービス「ほくほくPay」を取扱開始。スマホアプリを操作して加盟店側の端末に表示されたQRコードを読み取ると、事前に登録した口座から代金が即時に引き落とされる。個人ユーザーはクレジットカードの申込や事前の電子マネーチャージが不要で、加盟店側も専用端末を用意する必要がない。
北陸銀行は、2月8日にスマートフォン向け決済サービス「ほくほくPay」を発表。ほくほくフィナンシャルグループの北海道銀行とともにGMOペイメントゲートウェイと連携し、2019年度上期の実装を目指す。
本サービスでは北陸銀行と契約した加盟店で代金を支払う際、個人ユーザーはアプリを操作して加盟店側の端末などに表示されたQRコードを読み取ると、事前に登録した口座から代金を即時に引き落とす。個人ユーザーはクレジットカードの申込や事前に電子マネーをチャージする必要がなく、加盟店側も専用端末は不要で加盟店用アプリに金額を入力すれば代金を引き落とすことができる。
売上代金は北陸銀行が最短で翌営業日に入金するため、加盟店は早期の資金回収が可能。割引クーポンの配信や購買履歴を利用したプロモーションなどアプリを通じたマーケティング活動も行えるほか、POS連携の対応強化も検討する。
GMOペイメントゲートウェイが展開する「銀行Pay」の基盤システムを利用しており、導入している銀行の相互連携「マルチバンク」にも対応する予定。既にサービスを展開している横浜銀行、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡 銀行・熊本銀行・親和銀行)、導入予定のりそなグループ(りそな銀行・埼玉りそな 銀行・近畿大阪銀行)、ゆうちょ銀行、沖縄銀行、北海道銀行の口座を持つユーザーはそれぞれの銀行が契約する加盟で本サービスが利用可能になる予定だ。
関連記事
- 「ソニー銀行」アプリ、2月25日に提供開始 生体認証でログイン可能
ソニー銀行は、2月25日に「ソニー銀行」アプリを提供開始。口座の残高照会や振り込み、外貨普通預金の取り引きなどが簡単に行える。過去1年間の残高推移確認や各商品のログイン後にスマートフォンサイトへワンタップで移動できるショートカット機能、プッシュ通知なども備え、ログインは生体認証、パターン認証、PINコード認証から選べる。 - ゆうちょ銀行のコード決済「ゆうちょPay」、開始時期が「2019年5月」に
ゆうちょ銀行が、2019年5月に「ゆうちょPay」を開始する。ゆうちょ銀行の口座と直結したコード決済サービス。郵便局や対応店舗の他、銀行でも利用可能にする予定。 - 口座直結型のQRコード決済サービス「&Pay」、常陽銀行から提供開始
エムティーアイは、10月23日に口座直結型のQRコード決済サービス「&Pay」を提供開始。クレジットカード会社などの中間事業者を介さず、リアルタイムかつ安全に支払いが可能。まずは常陽銀行との連携を開始し、2018年度内に加盟店を1000社、2020年までに国内300の金融機関との連携を目指していく。 - 銀行口座間の送金サービス「Money Tap」開始 チャージ不要、電話番号から送金可能
SBI Ripple Asiaが、スマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」の提供を開始。銀行口座から銀行口座へ、直接送金できる。1回3万円、1日10万円までの送金は手数料が発生しない。 - セブン銀行ATMからウォレットアプリ「Kyash」へチャージ可能に
送金・決済アプリ「Kyash」が、10月22日からセブン銀行のATMでチャージ可能に。手数料は無料で、1000円以上チャージすると先着3000人にKyash残高200円をプレゼントするキャンペーンも行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.