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10倍ズームレンズを搭載したOPPO「Reno」のカメラに注目山根康宏の海外モバイル探訪記

OPPOから新ブランドのスマートフォン「Reno」が登場。最大の特徴は4800万画素カメラを搭載した「カメラフォン」であること。しかもインカメラはモーターで収納するポップアップ式。性能だけではなく、見た目も面白い注目の製品です。

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 OPPOから新ブランドのスマートフォン「Reno」が登場しています。最大の特徴は4800万画素カメラを搭載した「カメラフォン」であること。しかもインカメラはモーターで収納するポップアップ式。性能だけではなく、見た目も面白い注目の製品です。

Reno
インカメラが収納式のOPPO Reno 10倍ズーム版

 ゴールデンウイーク明けに中国・深センを訪れたところ、街中のOPPOの広告が全てRenoのものになっていました。今までのOPPOの広告とは違う、若々しいイメージでRenoという新ブランドを大きくアピールしています。

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深セン市内の広告はRenoに変わっていた

 4月10日に発表されたRenoシリーズは「Reno」「Reno 10倍ズーム」「Reno 5G」と、3つのモデルが存在します。無印のRenoは6.4型、他の2モデルは6.6型のディスプレイを搭載します。本体のデザインはほぼ同等です。インカメラを収納式にしているため、ディスプレイはノッチのない全画面タイプ。こうして見ると、もうノッチのあるディスプレイには戻れなくなるほど美しく見えます。

Reno
インカメラはディスプレイ面にない

 今回紹介するReno 10倍ズーム版は、Reno 5Gと全く同じ外観をしています。背面はトリプルカメラを搭載。4800万画素F1.7のワイド(26mm)、800万画素F2.2のウルトラワイド(16mm)、そしてペリスコープ(屈曲光学)構造の1300万画素F3.0ズーム(130mm)の組み合わせです。

Reno
トリプルカメラは高画質、ウルトラワイド、ズームという組み合わせ

 本体上部を見ると収納式カメラが見えます。カメラ部分だけが縦に出てくるのではなく、斜めにせり出してくるため、本体上部のほぼ全体が可動する構造になっています。

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収納式のインカメラを上部から見る

 早速カメラを起動。この状態からインカメラに切り替えてみます。するとカメラがモーター駆動で出てくるのです。同じOPPOの「Find X」とは構造は違いますが、動きの速度はほぼ同じくらい、1秒以内でカメラが出てきます。

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カメラを起動
Reno
インカメラに切り替えると、上部からカメラが出てくる

 背面から見るとカメラがどのような形で出てきているのかを、より分かりやすく見ることができます。この構造にしたのは、指先ほどのカメラを上下に動かすよりも耐久性や精度を高められるからなのかもしれません。

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飛び出すカメラを背面から見る

 インカメラのギミックは楽しいものの、Reno 10倍ズーム版の最大の特徴はその名前の通り、10倍のハイブリッドズーム。カメラを起動して画面の倍率変更ボタンを押して、それぞれの画角を見てみます。倍率は「ウルトラワイド」「1倍」「2倍」「6倍」「10倍」を順に切り替えできます。

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左からウルトラワイド、1倍、2倍
Reno
左から6倍、10倍

 ウルトラワイドはカメラの位置からかなり広い範囲を写せることが分かります。また2倍程度ではズーム効果はあまり感じられませんが、10倍のハイブリッドズームではテーブルの上に置いてある小物もしっかりと撮影。これは使い道がいろいろとありそうです。

 Renoシリーズは日本でも発売される予定です。なお5G版は10倍ズーム版とスペックは同等で通信モデムが5Gに対応するのみ。高性能端末を好むユーザーの多い日本では、10倍ズーム版のみが登場するのかもしれません。ギミックと望遠が楽しいRenoの日本上陸が楽しみです。

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Renoは日本でも発売予定

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